8試合で3枚のレッドカード…アルテタ監督、相次ぐ退場者に言及「根絶しなければならない」
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が自チームの退場者の多さについて言及した。21日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。 21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルはここまで8試合を消化し、5勝2分1敗・勝ち点「17」の成績で現在3位につけている。敵地でのアストン・ヴィラ戦、トッテナム戦、マンチェスター・シティ戦と難しい試合を無敗で終えたものの、直近で行われた第8節ではボーンマスに0-2で完敗。チャンピオンズリーグ(CL)や国内カップ戦を含めて、今シーズンの公式戦初黒星を喫した。 この試合では最終ラインの主軸であるフランス代表DFウィリアン・サリバが、決定機阻止により30分に一発退場。残り60分以上を10人で戦うことを余儀なくされ、結果的に後半に2失点を喫した。アーセナルが退場者を出したのは今シーズンのリーグ戦で実に3度目。ブライトン戦(1-1△)ではイングランド代表MFデクラン・ライス、マンチェスター・シティ戦(2-2△)ではベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが主審の判定後にボールを蹴ったことでレッドカードを提示された。 11人で戦い抜いたリーグ戦の戦績はここまで5戦全勝。退場者を出した3試合すべてで勝ち点を落としている現状について、アルテタ監督は「10人でプレーすると常に問題が付き物だ」と前置きしつつ、次のように言葉を続けている。 「3つの非常に異なる行動と結果を分析すると、その理由も非常に異なっていることがわかる。それはともかく、とりわけこのレベルにおいて10人でプレーし続けることは不可能だ。こうしたことを根絶しなければならないのは明らかだ。理由は明らかであり、集中して実行しなければならない。選手たちは歯を剥き出しにし、状況に抗った。しかし、我々は成功の限界も理解しており、明らかにそれを変える必要がある」 また、対策については「最も効果的な方法は、そのことについて口にしないことだと思っている」とコメント。その上で「試行錯誤し、プレーを見せ、話し、11人でプレーしなければならないというメッセージを繰り返した。しかし、1週間後や3週間後に再び同じことが起きてしまったからね」と明かしている。
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