【エリザベス女王杯/トレセン情報】大敗後でも要注意のハーパー ブリンカー着用で一変の可能性も
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 前走のGⅡアイルランド府中牝馬Sで15着に終わったハーパー(牝4・友道)が逆襲に燃えている。6日に栗東坂路で最終追い切りを敢行。4ハロン52・5ー12・7秒をマークした。友道調教師は「坂路でサッと。この秋は調教の動きはすごくいいです」と目を細める。 前走時も状態自体は良かったものの、メンタルが影響して大敗。今回は対策としてブリンカーを着用して本番に臨む。この日はブリンカーを着けずに追い切ったが、10月31日の1週前追い切り(栗東ウッドで6ハロン82・6ー11・1秒)で一定の馬具効果が確認できたようだ。指揮官も「もともと動きは良かったので、なおさら良くなるという感じはなかったんですけど、マイナスではないです。反応は良かったですよ」と上々の感触を口にする。 今回は昨年に3着した実績ある舞台。「距離的には前走よりも今回のほうがいい。ペースも流れてくれれば。ウッドチップでも動ける馬なので、少々の雨くらいなら大丈夫」(友道師)と天候も問わない。2連勝でGⅢクイーンCを制し、牝馬3冠で4→2→3着と掲示板を確保した実力馬。指揮官は「やる気さえ出してくれれば、牝馬限定なら十分チャンスがあると思います」と力を込めた。
佐藤 美生