もう"オワコン"ではない、店舗型リユースの反撃が始まった
買い取り方法は実に多様になった(編集部撮影)
メルカリ(4385)をはじめとするフリマアプリによるCtoC(個人間取引)の急速な普及や、新型コロナによる営業時間の短縮や休業、外出自粛によって苦戦し、もはやオワコンとも言われた店舗型総合リユース大手各社の業績回復ぶりが際立っている。 ブックオフグループホールディングス(9278)は4月8日、2022年5月期通期予想を売上高890億円、営業利益18億円と大幅に上方修正した(2021年5月期は14カ月の変則決算でそれぞれ935億9700万円、19億3600万円)。IT投資や大型店の改装費用が先行するとして、期初時点の営業利益見込みが9億5000万円だったことを考えると大健闘と言える。 トレジャー・ファクトリー(3093)も前2022年2月期の業績は期初計画を大幅に超過し営業利益が前期比9倍増に大躍進した。ゲオホールディングス(2681)も前2022年3月期は期初の減益計画から一転、営業利益81億7300万円(前期比89.6%増)と3年ぶりの増益を達成。2016年3月期をピークに前期まで営業減益が続いていたハードオフコーポレーション(2674)も営業利益15億3000万円(同92.4%増)と6年ぶりの増益になった。
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野口 晃