高齢者・障害者を守れ!音声と振動で知らせる信号連動アプリが運用拡大 秋田市
秋田テレビ
視覚に障がいがある人が安全に道路を横断できるよう、スマートフォンで信号の情報が確認できるアプリの運用が拡大した。秋田市の中心市街地の車通りの多い交差点で利用できる。 13日に運用が拡大したのは、スマートフォンアプリ「信Go!」。秋田市の千秋公園入口の4つの信号機で24時間利用できる。 視覚に障害がある人や高齢者が安心して道路を横断できるよう開発された。アプリは音声や振動で信号の色を知らせる。 「お堀側東西方向が赤になりました。美術館東西方向の青がまもなく終了します」と「赤・青」はもちろん、点滅など信号が切り替わることも知らせる。 視覚に障害のある人は、普段青になったことを知らせる誘導音で信号が渡れるかどうかを判断するが、誘導音は夜間はならない場合がある。 信号で誘導音が運用されるのは、午前7時から午後9時まで。音が鳴らない時は、車のエンジン音などを聞いて安全を確認していた。 使用者は: 「この信号はコンサートやイベントで結構利用することが多いので音が出る信号機が止まった時間帯などアプリがあると便利で安全に渡れると思う。普段は音が出ない信号機では信号の色が分からず、青だと判断している渡って危ない思いをしたことがある」 使用者は: 「誘導音だけだとうっかりすると聞き間違いすることがある。今回言葉で説明してもらえるのでしっかり確認できるのでいいと思う。時間に限りがなく24時間使えるので、歩きたいときに確認できるのでいいと思う」 県警交通規制課 青山孝一交通管制官: 「視覚障害者が渡りずらい思うところは交差点が近いことがある。障害者が確実に自分で理解して渡れるような仕組みにしていきたい」 秋田市の県社会福祉会館前でも利用できる。都内では誘導音が鳴らない時間帯に視覚障がい者が車にはねられる事故が起きている。障害があるなしにかかわらず、どんな人にも優しい街になると願う。
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