同じ油を使っていない?賢く使い分ける「食用オイル」3種類とその特徴
肉や野菜のローストからクッキー、そのほかのどんな料理でも、それぞれに適した食用油がある。しかし、これから自分が作ろうとしている料理にどのオイルが最適なのかを把握しているという人は、少ないかもしれない。 【写真】栄養士が解説!最もヘルシーな調理油はどれ? オイルにはそれぞれ独特の風味があり、加熱によって分解され、酸化と劣化が始まる「発煙点」にも違いがある。つまり、その種類によって適した調理方法が異なるということ(発煙点以上に加熱した場合には、有害物質も発生する)。よりおいしい料理を作るために、まずは10種類の食用油の特徴について、チェックしてみて。米『プリベンション』より。 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
ココナッツオイル
低温圧搾(コールドプレス)でも未精製でも、調理用オイルとして一般的になりつつあるココナッツオイル。未精製の場合の発煙点は、中程度の約177℃となっている。オーブンやフライパンを用いた料理など、どんなレシピにも適している。 ただし、ココナッツの風味がもたらす、ほんのり甘いフレーバーが合わないと思える料理には、精製されたオイルを使用するのがおすすめ。
エキストラバージンオリーブオイル
風味を最大限に保つため、低温圧搾されるエキストラバージンオリーブオリーブオイルは、パントリーの定番。 もっとも一般的な使い方は、そのままつけたり浸したり、ドレッシングの材料として使うこと。発煙点は約190℃なので、揚げ物や高温で炒める料理には適していない。
ごま油(セサミオイル)
ごま油は発煙点が低い食用油のひとつで、加熱すると分子構造が崩れ、風味が失われてしまう。そのため、サラダのドレッシングに使用したり、できた料理にかけて使用するのに適している。 『ハーバード・ヘルス・パブリッシング』は、「中東の料理によく合う」と説明している。