ティモシー・シャラメ、ボブ・ディラン伝記映画での演技を本人に称賛され反応
ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを熱演する映画『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』を、スタジオは多くの人々に鑑賞してもらいたいと願っているだろうが、28歳のスターは必要な評価は得たと語っている。 現地時間2024年12月5日の朝に彼は、普段は多くを語らないディランが映画でのシャラメの演技を絶賛する投稿を前日に行ったことを受け、「唖然としました。とても感謝しています。ありがとう、ボブ」と反応した。 ディランは4日に、12月25日公開予定のジェームズ・マンゴールド監督の映画について初めて公式コメントを投稿し、「間もなく公開される私についての映画“A COMPLETE UNKNOWN”がある(なんとまあ、このタイトル!)。ティモシー・シャラメが主演を務めている。ティミーは素晴らしい俳優だから、きっと私になりきってくれるだろう。あるいは、若い頃の私。あるいは、他の何らかの私。この映画は、2015年に出版されたイライジャ・ウォルドの“Dylan Goes Electric”を原作としている。ニューポートの大失敗へとつながる1960年代初頭の出来事を、素晴らしく再構成した作品だ。映画を見た後は、ぜひ原作も読んでほしい」と綴った。 シャラメは、この映画のための役作りを何年も続けてきたと語っている。ディランの名曲13曲の演奏法を学び、ムーブメント・コーチと連携し、米ミネソタ出身のディランの初期の活動拠点であった場所を巡る“スピリットを集める”ロード・トリップに出かけた。また、5年間ハーモニカのコーチと連携し、この歌手の独特のスタイルを習得した。 この映画ではモニカ・バルバロがジョーン・バエズ役を、エドワード・ノートンがピート・シーガー役を、エル・ファニングがディランの過去の恋人シルヴィ・ルッソ役を、そしてボイド・ホルブルックがジョニー・キャッシュ役を演じている。 マンゴールド監督は今年、シャラメが映画で自ら歌うことを認めた。当時監督は、「アメリカ文化において、これは本当に素晴らしい時代です。19歳の若きボブ・ディランがポケットに2ドルほどしか持たずにニューヨークにやって来て、3年以内に世界的な人気者になる物語。最初はニューヨークのフォーク・ミュージック界に受け入れられ、その後、スターとしての人気が信じられないほど高まり、ある時点で彼らを追い越すような形になりました」と述べていた。