ワイン用ブドウを初出荷 長野県東筑摩郡麻績村で協力隊員作業
長野県東筑摩郡麻績村北山のブドウ農場で2日、ワイン醸造用ブドウの出荷作業が初めて行われた。同農場で約3年半にわたってワイン用ブドウを栽培してきた村地域おこし協力隊員の森田壮志さん(34)、綾音さん(33)夫妻は隊員として最終年に実った房を摘み取り、東御市のワイナリーへ出荷した。 森田さん夫妻や仲間の協力隊員ら7人で作業した。白ワイン品種のピノ・グリとシャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブランの4品種を丁寧に摘み取り、2日前に事前収穫した白ワイン品種のゲヴェルツトラミネール、ケルナーと合わせて計約501キロを出荷した。出荷先のワイナリーでは今シーズン、同農場の6品種を混ぜた白ワインを試験醸造する計画という。森田さんは「糖度と酸のバランスがよく滑り出しは上々。思った以上に根付いてくれた」と喜んでいた。20日頃には赤ワイン品種のマスカット・ベーリーAも収穫する予定だ。
市民タイムス