久本雅美 ラジオで明かした苦節と“本当の勇気” 「悩むのは変わりたい証拠」とリスナーにエール
シンガーソングライターの川嶋あいがパーソナリティーを務めるラジオ番組『明日への扉~いのちのラジオ+~』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時~)。 【関連】「生まれ変わっても家族になりたい」 久本朋子が川嶋あいに語った、姉・雅美との絆 リニューアル前の放送とあわせて100回目の記念回となった10月6日の放送では、女優・タレントとして活躍する久本雅美さんがゲスト出演。これまでの軌跡を振り返るとともに、悩みを抱える人々へメッセージを送った。 久本さんは、短大卒業後に上京し、劇団「東京ヴォードヴィルショー」に入団。その後、同劇団のメンバーとともにWAHAHA本舗を設立した。1985年に出演した「今夜は最高!」(日本テレビ系列)をきっかけに、バラエティ番組やドラマ、CMなど、現在に至るまで幅広い分野で活躍し続けている。 幼少期から「人の前に立って笑わせることが好きだった」という、久本さん。ザ・ドリフターズのコント番組を観ていた小学校高学年のころには、自分でコントを考えていたのだとか。高校生になると、進路指導の教師から「進学するか、吉本(興業)に行くかどっちか」と言われるほどに“人を笑顔にすること”に夢中だったという。 しかし「お笑いや芸能の道に進むとは1ミリも考えていなかった」という。そのような中で、短大在学時、母親からの「おそらくOLには向いていないから、自分の好きなことを考えたほうがいいんじゃない?」というアドバイスをきっかけに、おしゃべり好きを生かせるDJ(ディスクジョッキー)を目指そうと、アナウンサー養成所に通うようになった。 その後、養成所で出会った友人を訪ねて行った東京で、劇団「東京ヴォードヴィルショー」の舞台を観劇。「世の中にこんなものがあるのか!」と衝撃を受けた久本さんは、同劇団への入団を目指し上京することを決意した。 長い芸能生活のなか、つらかった経験について尋ねられると、「本番になるとどうしても自分を出せなかった」ことを挙げた。そんなときに「人と自分を比べても意味ないよ!」という言葉をかけられたことで、「どう見られているかを考えているばかりで、自分がどうあるべきかを見失っていたことに気づいた」と当時を振り返った。 いろいろなことで悩んでいる人々に向けて、久本さんはこのようにメッセージを送った。 「悩みって尽きないと思うんですよ。悩みのない人間なんていないから。でも、悩むということは変わりたいという証拠。だから、『変われる』という希望を失ってほしくない。私の大好きな言葉に、『本当の勇気というのは震えながらでも一歩前に進むこと』というのがある。どうか皆さん、希望は無限大ですから、自分らしく輝いてもらいたい」(久本さん) ※ラジオ関西『明日への扉~いのちのラジオ+~』より
ラジオ関西