スタバスタッフ襟元に「桐生織」蝶ネクタイ 高校生が発案、作成
群馬県みどり市笠懸町にオープンした「スターバックスコーヒー桐生市場店」でスタッフが襟元に付けているリボン結びの蝶ネクタイ（ボウタイ）に、特産の桐生織が使われている。発案したのは、桐生市立商業高校のビジネス研究部の生徒。本来は帯や着物になる高級品の端切れを活用した。 【西陣織は猫のチョウネクタイ】 同店は交通量の多い国道５０号沿いにあり、９月末に開店。地域とのつながりを大切にしたいと、同高に発案を依頼した。 桐生織は、京都の西陣織と肩を並べるともされる高級品。ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の観点から、ボウタイの材料は、市内の桐生織物記念館で端切れを購入。生徒の保護者の織物業者が寄付してくれた端切れも活用した。 ボウタイは生徒が作成し、２３個を店にプレゼント。さらに１０個を追加した。店の入り口にあるウエルカムボードには、ビジネス研究部が作成したと大きく記されている。 同部１年の嘉村埜乃花さん（１５）は「端切れが無駄にならないように活用した。桐生織物を多くの人に知ってほしい」と期待する。【遠山和彦】
