定岡正二、篠塚和典、川口和久の深掘りトーク!「2023年を振り返る」(中編)【昭和ドロップ!】
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前回同様、ラグビーのスクラムで、顔は気合を入れたそうです
前回に続き『昭和ドロップ!』はオリジナルメンバー、定岡正二さん、篠塚和典さん、川口和久さん編。テーマは2023年シーズンの振り返りで、今回はセの2位以下のチームだ。当然、ジャイアンツは長めです。 構成=井口英規 ──阪神の次は広島です。正直、下馬評はかなり低かったチームですが、離されながらも(11.5ゲーム差)2位です。 定岡 戦力を考えると立派でしたよね。スタイルは岡田彰布監督(阪神)と違うけど、ここも、うまく選手を乗せた新井貴浩監督の監督力じゃないですか。 川口 監督というより兄貴という感じでしたよね。勝って大喜びし、負けても「よし、頑張った!」という顔をする。それが選手を甘やかすことにならず、みんなが「チームのために」となれたのは彼の人徳ですかね。新井監督は2016年からの3連覇の立役者ですが、あのときと同じスタンスで監督をしていたようにも思います。あと、僕がすごいと思ったのが、上本崇司の四番起用。最初はびっくりしましたが、うまくつなぎの役割を果たしていました。ああやって策がはまるとチームは勢いがつきます。 篠塚 紙一重だけどね。失敗したら「あれ、何やってるの」になるし。俺たちはチームの中までは分からないけど、そのときの選手の状態次第では奇策のように見えて奇策じゃないときもある。 定岡 選手の力量や状態をしっかり見極めていたんだろうね。 川口 じゃあ、サダさん、新井監督にアッパレですか! 定岡 その番組じゃない! 張本勲さんに怒られちゃうよ(笑)。 ──3位はDeNAです。 定岡 俺はAクラスを予想していましたし、もしかしたら優勝もあるかなと思って・・・
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週刊ベースボール