防犯グッズの需要急増…強盗事件相次ぎ プロに聞く「自宅の防犯対策」
また、ドアの「のぞき穴」にも注意が必要といいます。 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「のぞき窓に特殊なレンズを当てると、中を見ることができます。普段は、内側からテープでもいいし隠しておいてほしいです」
さらに「郵便物のため込み」も、留守を知らせることにつながるといいます。旅行などで家を空けるときは、知り合いに預かってもらうなど対策が必要です。 ◇ 続いて、侵入口の中で最も多いとされる「窓」。(一戸建て住宅の場合 警察庁による) 防犯コンサルタント 松丸俊彦さん 「空き巣犯は、カギを開けて入ろうとします。ですから、この(カギの)周りを気をつけてほしい。侵入に5分くらいかかると、約7割は侵入は諦めると言われている。そのための時間を稼ぐという意味でフィルムを貼る、補助錠をつけて、入るための時間をかけさせるようにする」
窓を補強した上に、「カメラ監視中」や「猛犬注意」といったプラスアルファの対策を組み合わせることで、より防犯効果が上がるといいます。 ◇ とはいえ、実際に侵入者と鉢合わせしてしまったら、どうしたらいいのか。大手警備会社は、身を守るために、とにかく「逃げる」ことが大事だといいます。例えば、寝室にいる場合は… ALSOK HOME ALSOK事業部・松田博充課長 「寝室の出入り口にもしカギがあるようでしたら『カギをしめる』。寝室のはきだし窓から『逃げる』といった方法もある。重要なのは、そういったことを日々シミュレーションしておくことが大事」 普段から「この窓から逃げる」などと逃げ道のルートを考えておくだけでも、万が一のときに役立つということです。