佐野勇斗、朝ドラ『おむすび』で演じる“四ツ木翔也”についてコメント。「自分と似ているなと思います」
■「翔也は140キロを投げるピッチャーなので、たくさん練習をしました。最終的に120キロ近くまで投げられるようになっています」(佐野勇斗) 【画像】結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗) 連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合他)より、劇中で四ツ木翔也(よつぎ しょうや)役を演じる、佐野勇斗のインタビューが公開された。 翔也は、福岡西高校に野球留学中の高校球児という役どころ。栃木県出身で、四ツ木という姓と眼鏡姿から「福西のヨン様」と呼ばれている。 糸島に練習場があり、主人公の結(橋本環奈)と時々出くわす――というキャラクターだ。 ■佐野勇斗 インタビュー Q. 出演が決まったときの気持ちは? 佐野:インタビューを受ける際に「将来の夢は何ですか」とよく聞かれるので、グループ(M!LK)としての夢はドームツアー、僕個人としての夢は朝ドラに出たいとずっと答えていました。祖父母がずっと朝ドラを見ていて、僕も遊びに行った時に一緒に見たりしていました。その時に「これに出て欲しいな」と言われていたのをずっと覚えていたので、祖父母孝行できたらと。仕事を通して家族や身近な人を喜ばせたいという気持ちが大きいですね。なので今回出演が決まって、家族もとても喜んでくれました。 Q. 演じる役・四ツ木翔也について 佐野:翔也は本当に純真でド直球の愛すべきキャラクターで、応援したくなります。翔也と僕は共通点が多いんです。翔也はノートに目標を書いて、その実現に向かって努力していますが、僕も日記に夢や目標を書くことを何年も続けています。「朝ドラに出たい」という目標も日記に書いていました。ほかにも、ウソをつけなくて周りに「アホやん」なんて言われたり、涙もろかったりするところも自分と似ているなと思います。純粋すぎてちょっと抜けているのが翔也の可愛いところなので、力まずに自然体で演じることを意識しています。 栃木ことばについては、最初は難しいだろうと思っていたんです。ところがやってみたら、すごく得意で! 先生にも「栃木出身だと思うくらい話せている」と言ってもらいました。さすがに、とっさに栃木ことばでアドリブを言うのは難しいですが(笑)。野球の練習もたくさんしました。小学校の時にソフトボール部に入っていて、父親も野球が好きで、ドームにもよく観戦に行っていました。なので、お話しをいただいた時は、正直できると思っていたんです。ところがソフトボールは下手投げなので、いざ上から投球する練習をはじめたら、結構難しくて。翔也は140キロを投げるピッチャーなので、できるだけ速い球を投げるために、たくさん練習をしました。先生に教えてもらうだけでなく、他の仕事の合間にキャッチボールをしたりして、最終的に 120キロ近くまで投げられるようになっています。 Q. 結と翔也の関係性について 佐野:翔也にとって結(橋本環奈)は、ずっと「なんだか気になるし、気付けば考えてしまう存在」でした。結と翔也は何度も出くわしますし、その度に翔也は結のことをとても気にしているんですが、翔也はかなり初心(うぶ)なのでそれが恋だとは気づいていないんです。最終的に翔也がしっかり恋に落ちたのは、結が手をけがしながらも毎日弁当を作ってくれた時だと思います。 結は“与える人間”なんです。はじめてふたりが出会ったシーンも、結は泣いている子どものために帽子を拾おうと海に飛び込んでいます。人のために行動することができる。僕自身も、エンターテイナーとして誰かに感動やエネルギーを与える人間になりたいと思っているので、結のそういうところが素敵だと思います。結はそれを呪いだと言いますが、翔也は“米田家の呪い”にほれたんだと思います。 結を演じる橋本さんとの共演は2回目です。本人も気付いていないかもしれませんが、“環奈”から“結”に切り替わる瞬間があって、その時にこちらもスイッチを入れてもらえるというか、引っ張ってもらえる感覚があります。 ヒロインだから連日撮影する量も多いのですが、セリフもしっかり準備しているし、周りに気遣いもして現場の空気を作ってくれます。本人からしたら当たり前のことなのかもしれませんが、裏でしっかり努力をしているところを尊敬しています。 Q. 視聴者へのメッセージと見どころ 佐野:僕自身が人間関係などを大事にしたいと思っているので、“結”の名前のとおり“つながり”を大切にする物語なのが素敵だと思っています。物語がわかりやすく、元気で明るい登場人物が多いので、朝から楽しんでいただけると思います。 今週放送される、翔也が夢について話す、あるセリフがとても良いんです。演じている僕自身も翔也に励まされました。翔也の夢に向かってまっすぐな姿を見て、「自分も頑張ろう」と思っていただけたら嬉しいです。
THE FIRST TIMES編集部