道路を管轄する九州地方整備局「不要不急の外出を控えて」24日の大雪を控えチェーン準備などを呼びかけ
九州北部地方には今季一番の強い寒気が流れ込み、24日朝にかけて大雪となるおそれがあります。高速道路や国道が通行止めになることも考えられ、気象台と九州地方整備局などは不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。 【写真で見る】不要不急の外出を控えて 24日朝にかけて大雪となるおそれがある
「急に寒くなってびっくり」福岡市中心部でも厳しい寒さ
23日午前7時半の福岡県添田町の英彦山。雪山登山をしようとこの日を狙って訪れた人がいました。 登山客の女性「雪を見たくてきたので、ワクワクしています。テンション上がっています」 福岡市中心部では身を縮めながら通勤する人たちの姿が見られました。 出張の男性「東京から来たんですけども(Qどちらが寒い?)全然、博多のほうが寒いです」 福岡市の正午前の気温は1・4℃。日中もほとんど上がらず、厳しい寒さとなりました。 市民: 「急に寒くなって、びっくりしていますね」 「いつもは巻かないのですが、手袋と首にマフラーを巻いてきました」
“収穫”や“タイヤ交換”大雪に備えた準備が各地で…
サニーレタスを育てる久留米市田主丸町の農家は、雪に備えて休みを返上して収穫していました。 田中稔さん「露地栽培じゃないから大丈夫かなと思っていますが、降らないほうがいいよね」 飯塚市のタクシー会社では、社長が1人で雪用のスタッドレスタイヤに交換していました。スタッドレスのまま乾いた路面を走るとタイヤが早く消耗するため、雪が降るときだけ使うようにしています。 穂波タクシー・新井寛社長「天気予報でものすごく降ると言うじゃないですか。心が痛くなります。準備をしないといけないので」 九州北部では、24日朝にかけて平地でも10センチ以上の雪が降るおそれがあります。道路の凍結も考えられ、管轄する九州地方整備局などは、不要不急の外出を控え、やむを得ず外出する場合も冬用タイヤやチェーンをつけるよう呼びかけています。 福岡管区気象台・上野健志郎広域避難支援気象官「夜間の外出やあす朝の出勤時間帯の運転などは、十分に状況を把握し注意していただきたい」