小林製薬社長が会見で謝罪 治療費など費用負担へ
日テレNEWS NNN
「紅麹」をめぐる健康被害の問題で、小林製薬の社長が会見を開き、被害の拡大や発表が遅れたことなどに対して謝罪し、今後は国とともに原因を究明すると説明しました。 小林製薬の小林章浩社長は会見で、「多くの方にご心痛を与え社会問題に発展していることをお詫び申し上げる」と謝罪しました。 これまでにサプリメントを摂取した後に亡くなった人は5人、入院者は114人に上り、原因について「成分の構造分析が進み、カビから生成された可能性がある」としたものの特定には至っておらず、今後は国の研究機関にデータを提供し、国の主導で原因の究明を進めると説明しました。 また、被害の発覚から公表までに2か月以上かかったことについて、小林社長は改めて謝罪しました。 小林製薬・小林章浩社長 「もうちょっと早く公表ができれば(被害拡大は)防げたのではという批判については、私ども言葉もございません」 小林製薬は、治療費などの病院にかかる費用を負担することを明らかにし、遺族に対しても「誠心誠意対応する」としています。