CAG OSAKAが「R6S」APAC Cupを制覇! UBI主催「FPS Day 2024」レポート
ユービーアイソフトは、シューティングゲームを堪能できるオフラインイベント「FPS Day 2024」を、12月1日に新宿パークタワーのパークタワーホールとギャラリー1で開催した。当日は、「レインボーシックス シージ」(以下、シージ)のAPAC地域eスポーツチームによる試合が行われたほか、日本初となる「エックスディファイアント」のエキシビションマッチに加えて、FPSに関連したコーナーもいくつか展開されていた。 【画像】会場が2ヵ所に分かれていたため、看板が立てられていた 主に大会などは、新宿パークタワーの3階にあるパークタワーホールで実施されていたのだが、それとは別に1階のギャラリー1では、グッズの販売に加えて、eスポーツ選手やコスプレイヤーなどによるサイン会なども実施されており、そちらはチケットの有無に関係なく誰でも無料で参加できるようになっていた。 何はともあれ久しぶりのオフラインイベントということもあってか、多くの人々がこの会場に集結。あちらこちらでファン同士が交流している様子も見られかなりの盛況っぷりであった。こちらの記事では、そのイベントの模様をレポートする。 ■ 「レインボーシックス モバイル」の試遊や「エックスディファイアント」でエイムを競うコーナーも用意 まずは、メイン会場であるパークタワーホールで行われていた、メインステージ以外のコンテンツについてご紹介していこう。こちらでは、入り口付近から「シージ」をモチーフにしたような装飾が複数施されていたほか、かわいらしいキャラクターが描かれた花束などもいくつか飾られていた。 同スペース内では、スタンプラリーも行われており、シートに書かれた場所を巡ってスタンプを集めていくことで、先着200名限定でステッカーがプレゼントされていた。そうした中で、かなり目立っていたのが現在開発中のスマートフォン向けゲーム「レインボーシックス モバイル」の試遊コーナーである。 この「レインボーシックス モバイル」の試遊コーナーでは、ひとり当たり最大3ラウンドプレイすることができるようになっていた。ためしに少しだけプレイさせてもらったのだが、今回使用したデバイスにはあらかじめコントローラーが取り付けられてたということもあり、コンシューマー機で遊んでいるのとそれほど大きな差を感じることなく「シージ」らしいゲーム性を楽しむことができたという印象だ。 グラフィックもかなり精巧に作り込まれており、いつでもどこでも好きなタイミングでこのクオリティのゲームがプレイ出来るならば申し分ないといった出来映えであった。 この「レインボーシックス モバイル」の試遊が終わった後でアンケートに答えると、すぐ隣に用意されたスペースでガチャが引けるようになっていた。ガチャでは、オリジナルのパーカーやマルチ充電ケーブル、アクリルキーホルダーなどがもらえるようになっていたのだが、筆者はオリジナルクリアファイルをゲット。また、試遊の参加賞として3種類用意されている缶バッジの中から、好きなものをひとつ選んでもらうことができた。 もうひとつ、ミニゲームコーナーとして用意されていたのが、「エックスディファイアント チャレンジ」のコーナーだ。こちらは、「エックスディファイアント」を使用して、エイムの速度を競うミニゲームに挑戦できるようになっていた。 ゲームとしては、ステージ上に表示される的を撃ち抜いていくというシンプルなものであったが、参加することでステッカーがもらえたほか、コーナーに展示はされていなかったのだが最速のタイムをたたき出した人には特別なプレゼントも用意されていた。 これは余談だが、こうしたゲーム系イベントで欠かせない要素となってきているのが、コスプレイヤー達の存在だ。ゲーム中に登場するファンタジックな衣装に身を包んで会場を練り歩いているという様子を見かけることが多いのだが……今回のイベトンは少し趣が異なっており、コスプレイヤーの姿自体は多数見かけたものの、いずれもサバゲーなみの重厚なスタイルの人たちばかりであった。 ちなみにモデルガン自体の持ち込みは禁止になっていたということもあり、銃自体は持っていなかったのだが、その代わりといってはなんだがかなりゴツめのシールドを手に持っている人たちなども見かけることができた。 もうひとつ、抽選に選ばれた人限定で実施されていたのが、コミュニティアーティストのどんぴちゃん氏による、「ライブお絵描きペイント」だ。こちらはてっきり、大きなボードの上に絵を描いていくようなものをイメージしていたのだが、色紙などに自分の顔とキャラクターを指定することで、目の前でどんぴちゃん氏が絵を描き上げてくれるというものであった。 ちなみに、今回の「FPS Day 2024」では、あちらこちらに様々なイラストが描かれていたのだが、そちらをすべて手掛けていたのがどんぴちゃん氏である。 ■ グッズ販売や選手とコミュニケーションできるスペースもあり 1階のギャラリー1で行われていたのが、グッズ販売のコーナーだ。こちらでは、eスポーツセレクトショップ「Futaroku」のブースが設置されており、会場限定のグッズやユービーアイソフトの公式グッズが購入できるようになっていた。このイベント自体は朝9時からスタートしていたのだが、会場に訪れた14時過ぎにはすでにジャージやミニフィギュアなど売り切れになっていた商品もいくつかあった。 このギャラリー1には、ほかにもフォトスポットなどが用意されていたほか、時間帯によってイベントに参加していたeスポーツチームの選手やコスプレイヤーたちが参加したサイン会なども行われていた。また、そのすぐ近くにはパネルが用意されており、こちらではファンがそれぞれのチームやイベントに対する思いが書き込めるようになっていた。 ■ 8名のインフルエンサー達が「エックスディファイアント」のエキシビションマッチで対決! ライブ配信は行われていなかったのだが、この会場だけで見られたのが今年の5月21日に正式リリースされたファーストパーソン・アリーナシューター「エックスディファイアント」の、日本初となるエキシビションマッチである。本作には、「シージ」をはじめとする様々なユービーアイソフトの作品からキャラクターが登場するといったユニークなものとなっており、無料でゲームが遊べるところも特徴だ。 今回のエキシビションマッチでは、インフルエンサー8名がゲームに参加。チームAとしてGreedZz選手、Winred選手、Hunt選手、Gorou選手の4名が、チームBにはLeisia選手、Nicochan選手、Luke選手、 sitimentyo選手がそれぞれ参加し試合が行われた。 ちなみに、今回のエキシビションマッチが実現したのは、カスタムマッチが最近利用できるようになったからだ。今後は、こちらを利用した大会なども行われていくことになるだろう。 試合では「ドミネーション」と「オキュパイ」の2ゲームでBチームが勝利。本来はこの2試合で終わりの予定であったが、急遽3試合目として「チームデスマッチ」が追加で行われることが決定。このルールでは、最初に行われた2試合とは異なり、デスが得点にも直接影響を及ぼす。そのため、スナイパーライフルなども活躍する場面が多数見られる試合となった。この最後の試合はAチームが雪辱を果たし、勝利を掴んでいた。 ■ 「APAC Cup」決勝戦では想像を絶する試合展開に会場のボルテージも最高潮に! この日最後に行われたのが、「シージ」の「APAC Cup」決勝戦だ。この「APAC Cup」とは、日本、韓国、オセアニア、東南アジアという4つの地域を代表する各チームが王者をかけてBO3形式で戦う大会である。この日の朝9時半から準決勝の試合が行われており、そこから勝ち上がってきた東南アジアの代表であるORGLESSと日本代表のCAG Osakaによる決勝戦が行われた。 1試合目は最初にORGLESSが最初のラウンドを勝ち取るも、次のラウンドでCAG Osakaがすぐに取り返す。さらに3ラウンド目はORGLESSが勝ち取るという、かなり拮抗した展開になっていった。ORGLESSがリードする展開が続いていたが、会場内からは「CAGコール」が大きく鳴り響き、その声が届いたのが徐々に調子を取り戻していく。 一時は4体1とORGLESSに大きくリードされたCAG Osakaだったが、ラウンド8で勝利し4体4に追いつくことに成功。ここからその勢いのまま4体6のマッチポイントまで進み、最後のラウンドも勝ち取ってCAG Osakaがファーストマップを制した。 BO3形式ということで、次の試合でCAG Osakaで勝てばそのまま優勝となる2戦目。1ラウンド目はこれまでの勢いを維持するかのようにCAG Osakaが勝ち取る。その後、ラウンドを取って取られてといった展開が続いていき、最初にマッチポイントを掴んだのがORGLESSだ。ここでORGLESSが勝てば3マップ目に突入するというところであったのだが、CAG Osakaが踏ん張りを見せる。 ふたたび7体6とORGLESSがマッチポイントを迎えたものの、CAG Osakaが追いつき7対7の同点に。フルセットまで戦ったということで、次にラウンドを取った方が勝利となる試合。CAG Osakaが人数有利のままゲームを展開していき、最後は完璧なシャットアウトで、優勝を決めていた。 この日MVPにも選ばれたCAG OsakaのAnitun選手は、「最近3マップに行って負けることが多かったものの、ここで勝ちきることができて僕たちも成長することができた」と、喜びを語っていた。これにて、この日のイベントはすべて終了。特に最後の試合は「シージ」の魅力が大きく詰まった好試合であったということもあり、会場の盛り上がりもすごかった。 次回こうしたイベントがいつ行われるかは決まっていないが、FPSや「シージ」をはじめとするユービーアイジャパンのタイトルが好きならば、ぜひとも参加してほしいイベントだ。
GAME Watch,高島おしゃむ