趣里、朝ドラヒロインからイメージ一変! “人間を描く奇才”橋部敦子が引き出す俳優の底力
草彅剛と縁の深い趣里&橋部敦子が見せる化学反応に注目
朝ドラ『ブギウギ』に出演後、現在は『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)で一見近づき難い看護師の猫田を演じている趣里だが、『モンスター』の亮子役は、これまで演じてきたキャラクターよりもさらに難役に思える。そんな亮子を誕生させ、人間の中に潜む“闇”や“モンスター”な部分を見逃さずに捉え、物事の真実を突き止めていく、異色のリーガル・エンターテインメントを送り出すのは、“人間を描く奇才”と呼ばれる脚本家・橋部敦子だ。 橋部は『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』(2021年/テレビ朝日系)や、『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』シリーズ(2023年~/テレビ朝日系)などでも、ちょっと変わっているけれど、愛おしいキャラクターを生み出し、視聴者の心をつかんできた。 さらに、これまで橋部は、草彅剛と『僕の生きる道』(2003年)、『僕と彼女と彼女の生きる道』(2004年)、『僕の歩く道』(2006年)という“僕シリーズ”3部作(カンテレ・フジテレビ系)でタッグを組んでいる。今回、『ブギウギ』で草彅の愛弟子役を演じた趣里を主演に迎えることになったのも、何かしら深い縁を感じさせる。 俳優の底力を引き出す橋部の脚本によって、趣里がどんな新しい一面を見せてくれるのか、今から期待が膨らむばかりだ。
清水久美子