用件は何?ケアマネのスマホを鳴らしたトラブルメーカー<実録マンガの舞台裏>
現役ケアマネジャーによる人気漫画
介護職13年の現役ケアマネジャーへもが、周囲で起こるドタバタな日常をマンガにした『へもでもできるもん』。デイサービス職員へのセクハラなど、問題多発の森野犬太郎さん(89歳)のストーリー第3話目です。犬太郎さんに対し、行動を改めるようデイ管理者とともに諌めに行ったへも。そこで、犬太郎さんの“ある弱点”を発見! この時の様子を、作者のへもに聞きました。 【マンガ】本編を読む へもとデイ管理者の諭しの結果はいかに?デイサービスは平和になったのか
【介護の現場では――】
犬太郎さんの弱点。それは、犬猿の仲の「弟」でした。早速言いつけてやろうとしたへもでしたが、上司でメンターである鬼野所長から「私なら少し様子を見る」とアドバイスをもらいます。へもは、「こんな報告は弟さんも嫌だろうし」と考え直し、しばらく待ってみることに。すると、期待通りにトラブルは鎮静。平和になってホッとしたへもでした。そんなある日、犬太郎さんから電話がかかってきて……。何やら波乱の予感が!?
――デイサービスから電話がかかってくるのは、毎回ドキドキものではないでしょうか
着信があると、トラブルかなと身構えてしまいますね。でも、何かあればすぐに報告してもらえる方がありがたいです。対応を考えられますから。
――今回のように、トラブルでも「まずは様子見」となるのはどんなときですか
諭して改善の可能性がありそうなときは様子を見ます。前話の犬太郎さんのように「右から左へスルー」の人も多いのですが、落ち着く人もなかにはいるので。
――逆に、「すぐに報告!」となるのは
暴力沙汰や、デイサービスを出禁になるようなトラブルだと、すぐ家族に報告するようにしています。 『へもでもできるもん』は、「なかまぁる」(朝日新聞社)のウェブサイトで連載中。