ドルトムント退団のフンメルス、今季もブンデスリーガでプレー? 王者レヴァークーゼンが獲得を検討か
懸念材料は…
ボルシア・ドルトムント退団のDFマッツ・フンメルスが新シーズンもブンデスリーガでプレーするかもしれない。ドイツ誌『キッカー』が伝えている。 現在35歳のフンメルスはドルトムントでは新契約を与えられず長年過ごしたクラブを退団。新天地候補としては、これまでローマやミランなど主にセリエA勢からの興味が伝えられていた。そんな中、ここに来て王者・レヴァークーゼン入りの可能性も浮上している。 レヴァークーゼンはDFヨナタン・ターがバイエルン・ミュンヘンに移籍した場合、その後釜の獲得が必要に。これまでDFの補強としてレンヌから19歳のU-21フランス代表DFジャニュエル・ベロシアンとバルセロナから16歳のU-17イタリア代表DFアンドレア・ナターリと2人のタレントを迎えているが、即戦力となる新選手も加える考えのようだ。 『キッカー』は、レヴァークーゼンが求める選手プロフィールにおいて、フンメルスは多くの条件を満たしていることを指摘。豊富な経験やリーダーシップ、空中戦やビルドアップの点に関してはターが抜けた穴を十分に埋められる選手だと考えているようだ。一方、唯一の懸念材料として、スピード不足が挙げられている。 フンメルスはドルトムントの3バックではここ数カ月「力強いデュエルへの入り方、並外れた予測能力やタイミングで(スピード不足を)素晴らしく補っていた」とのこと。シャビ・アロンソ監督はより高いラインの3バックフォーメーションを愛用するため、レヴァークーゼンにとって、同選手がライン中央のセンターバックを務めた場合、「チームとしてこの不足をどこまで許容でき、補えるか」が重要なポイントとなると伝えられている。