お金のプロが提唱する「物価高の乗りきり方」3つ。サブスクとサプリは見直して
家計や食卓に影響を与える「物価高」に、私たちはどう対処していけばよいのでしょうか? ここでは、社会保険労務士の井戸美枝さん、ファイナンシャルプランナー1級をもつ芸人・サバンナの八木真澄さん、経済アナリストの森永康平さんに「物価高を上手に乗りきる極意」をそれぞれ教えてもらいました。 【写真】サバンナ・八木さんが手づくりした「寿司のお品書き」
1:FPの井戸先生も実践!物価高を乗りきるコツ
止まらない物価高で家計が大ピンチ! そこで、CFP®(国際的なプロフェッショナルFP)の資格を持つ井戸先生もやっている「物価高を乗りきる対策」を伺いました。
●固定費はストレスを感じないですむところから見直す
毎日のように手間がかかる割に、減らせる額が小さい光熱費より、一度の見直しですむ保険料やスマホ料金の方がストレスなく節約できるので◎。 「惰性で入っている保険があるなら、無駄な保障を見直して割安な掛け捨てに変更を。まだ格安スマホに替えていない人は、今こそ替えるべきときです!」
●サブスクとサプリは盲点・聖域になりがちなので注意
家族1人が契約すれば全員が見られる動画配信などのサブスクは、重複して契約していないかチェックを。 「Amazon Primeは、購入履歴を見られたくないからと妻に隠れて契約しているケースが意外とあります。プロテインやサプリの定期購入も、効果がよくわからないなら一度やめてみるのも手です」
2:物価高は笑いを交えて楽しく乗りきる
八木家の最近のブームは、テイクアウトしたくら寿司を家で高級ずしのように演出すること。 「イカから始まって、光りもの、赤身、中トロ…と高級店が提供する順番で、持ち帰りのくら寿司を器に並べるんです。お酒は結婚祝いのバカラに。本気で見せ方にこだわれば、それはもう高級ずし」 お品書きまでつくるほどのこだわりよう! 高級店なら何万円もするおすしが、持ち帰りすしなら1人前約1000円。 「割烹(かっぽう)で出すような割り箸を添えるのも、大事な演出ポイントです」
3:教えて森永先生!物価高にまつわる素朴なQ&A
家計のやりくりに苦しんでいるものの、物価上昇はいつまで続くのか、その割に賃金が上がらないのはなぜなのか、気になっている人も多いはず。ここでは、経済アナリストとして活躍する森永先生に、お金に関する率直な疑問をぶつけてみました。