ガザ死者、4万人超える 戦闘10カ月超、危機継続
【エルサレム共同=菅野麻衣子】パレスチナ自治区ガザの保健当局は15日、昨年10月から始まったイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘でガザ側死者が4万人を超えたと発表した。戦闘開始から10カ月。国連人道問題調整室(OCHA)などは人道危機を繰り返し警告しており、国際社会の停戦圧力が強まる。 ガザの人口は約223万人(2023年)。これまでに人口の約1.8%が死亡したことになる。民間人が多数を占めるとみられ、ガザ当局によると、子どもの死者は約1万6千人。がれきに埋まったままの遺体や行方不明者が1万人以上で、実際の死者はさらに多い。