山あいの小学校150周年、全校生徒は35人 江戸時代から地元に伝わる太鼓で祝う
京都府京丹波町下山の下山小創立150周年を祝う催しが23日、同校で開かれた。児童による丹波八坂太鼓の演奏や、校歌斉唱があり、約200人の保護者や卒業生らが集まった。 同校は1874年に日進校下山分校を前身として開校した。 全校生徒35人が学年ごとに地域の魅力を紹介し、校歌も斉唱した。6年生は江戸時代から伝わる丹波八坂太鼓を披露した。息の合った迫力ある演奏で、会場からは拍手が起こった。 生徒代表であいさつした6年杉山奈々さん(12)は「もうすぐ卒業になるけど、学校も太鼓もずっと続いていくようにがんばる」と誓った。 1972年の卒業生で、実行委員長をつとめた藤田正則さん(64)は「児童、学校、地域へのみなさんの思いでこの日を迎えられた。この種を次の世代も伝えてほしい」と願った。