一般公開が始まった臨時列車を見学する鉄道ファンら＝津山まなびの鉄道館

　岡山県北12市町村で開かれる「森の芸術祭　晴れの国・岡山」（9月28日～11月24日）に合わせ、JR西日本が姫新線に導入する新型電気式気動車「DEC（デック）700」の臨時列車「快速ハレのモリ」の一般公開が27日、津山まなびの鉄道館（津山市大谷）で始まった。28日まで。 　DEC700（25席、定員90人）はディーゼルエンジンで発電機を回し、発電した電力でモーターを駆動して走行する。バッテリーを搭載し、臨時列車ではディーゼルエンジンとのハイブリッド方式でも運行。芸術祭が営業運転デビューで、津山―新見間を土日祝日、1日1往復する。 　鉄道館を訪れたファンらは、シルバーを基調とした車体に黄色のラインが入った臨時列車を撮影し、新品のシートの座り心地を確かめていた。広島県安芸高田市、男性会社員（27）は「つり目のライトがかっこよく動作音も静か。運行が始まったらぜひ乗りたい」と話した。 　JR西日本は環境に配慮した次世代列車の運行に向けて導入し、2022年に試験運転を始めた。一般公開は午前10時～11時半。入館料（一般310円、小中学生100円）が必要。