「つばさ」新庄延伸、「ゆめりあ」開館25周年でイベント 笑顔と歓声広がる
山形新幹線つばさの新庄延伸と同市の交流施設ゆめりあ開館の25周年を記念したイベントが30日、JR新庄駅と同館で開かれた。つばさの乗客が最上地域のご当地キャラクターの出迎えを受けて笑顔となり、地元の子どもたちが制作した記念ウォールアートがお披露目され歓声が上がった。 つばさは1992年に福島-山形間で開業、99年に新庄まで延伸した。ゆめりあは延伸に合わせてJR新庄駅に隣接し整備。共に12月4日に25周年を迎える。 この日はご当地キャラクターとJR山形エリアマスコットキャラクター「つどりぃ」の計8体がホームに登場。乗客にカードなどの記念品を手渡し、一緒に写真撮影する場面もあった。 ウォールアートは最上地域の子どもたちが鮭川村在住の絵本作家ラーワーちひろさん(36)と制作し、ゆめりあ鉄道ギャラリーに設置。SLなどをモチーフにした縦3.9メートル、横5.8メートルの大作で、除幕されると「きれい」などの声が上がった。2年間展示される。
多くの地元住民や鉄道ファンらでにぎわった。新庄延伸時につばさの運転士だった三品忍JR新庄駅長は「山形新幹線は25年の時を経ても愛され続けている。今後も鉄道を通し地域発展に貢献したい」と語った。