親子で楽しむキャンプの準備完全ガイド 初めてでも安心のポイント集
スケジュールはあせらず、急がず
やりたいことや持ち物の用意について決まったら、スケジュールを作ってみよう。余裕を持って楽しむためには2泊3日のキャンプが理想だけど、ここでは気軽に行ける1泊2日のキャンプのスケジュールを考えてみるよ。 1泊2日の場合、ベースとなる項目は左の表にある通り。これをスケジュールの骨組みと考えよう。ここに、やりたいことを肉付けして、スケジュールを完成させるというイメージだね。 ホテルや旅館に泊まるのとはちがうから、夕食や朝食の時間が決められているわけではない。ただ、テントサイトのチェックインはだいたい13時から15時、チェックアウトが10時から12時くらいだから、それを基準にスケジュールを組み立てるといいよ。たき火をするなら明るい時間に火起こしをした方が安全だから、日没の時間を調べて、それより前にはじめた方がいいね。 また、帰る前には荷物を車につみこむ作業があるから、その分の時間も考えて、帰り支度は早めにはじめよう。
荷物をつめる5つのコツ
持ち物を用意したら、リュックにつめよう! つめるコツは次の5つだよ。 ①レインウェアやフリースなど、「もしも」用のものは下につめる→使う可能性が低い ②観察道具は上に入れる→すぐに使うから ③重いものは背中に近いところに入れる→背負った時にバランスがとりやすい ④洗面道具や下着など細かいものは、色ちがいの小分けの袋に入れる→見つけやすい ⑤2ℓのペットボトル1本分くらいすきまを作っておく→スペースに余裕があると出し入れしやすい やることの順番を想像しながらつめていこう。
季節の特徴を考えて服を選ぼう
春...春といっても、朝・夜は気温が低い日もあるから、ぬぎ着しやすいうす手のウインドブレーカーやジッパー式の上着を持っていくと安心だよ。汗をかいた後で体を冷やさないように、体温調節しやすい服装を準備しよう。 夏...自然観察などで森の中に入る時は、虫さされや草によるかぶれを防ぐために、夏でもうす手の長そで・長ズボンにしよう。暑い日はくつではなくサンダルでもいいけれど、かかとをしっかりとめられるものにしようね。 秋...秋も、春と同じように天気が変わりやすいから、寒さ・暑さ対策はしっかりしよう。突然の雨に備えて、レインウェアはもちろん、ぬれた時の着がえも余分に持っていくといいね。レインウェアは風を防ぐ時にも役立つよ。 冬...寒い冬は、つい、たき火の近くに行きたくなるので、燃えにくい素材の上着を着よう。すそやそでがしぼってあるものだと、ヒラヒラしないので安全だし、冷気も防げるから一石二鳥だね。肌の露出をへらすのがポイントだよ。
(監修)長谷部雅一