群馬県が尾瀬国立公園に「入域料」導入検討
尾瀬国立公園の財源確保が課題となる中、群馬県の山本知事は、入域料を導入する考えを明らかにしました。 これは、3日の群馬県議会一般質問で自民党の高井俊一郎議員の質問に山本知事が答え、明らかにしたものです。 尾瀬国立公園は、群馬・福島・栃木・新潟の4県にまたがる観光名所で、去年は約16万4000人が訪れました。 尾瀬の豊かな自然環境を保全するためには財源確保が課題で、山本知事は、企業版ふるさと納税を活用するほか富士山などで導入されている「入域料」についても検討する考えを示しました。 環境省や関係自治体などとの検討はこれからということですが、「できるだけ早く実証に着手したい」と述べました。 また、一般質問では来年度から、県庁職員を対象に選択的週休3日制を本格運用することも明らかになりました。 これは、自民党の井田泉議員の質問に下山総務部長が答えたものです。 選択的週休3日制は、1日の勤務時間を延ばして総労働時間を変えず、休みを3日にする制度です。県では、週休3日が選択可能なフレックスタイム制の試行を6月から10月にかけて行い、延べ約100人が利用しました。 来年3月までは試行を続け、制度の浸透や課題の洗い出しを図り、4月からの本格運用に踏み切る考えです。