学生服はレンタルで 沖商店(富山県高岡市)が県内初、サイズ豊富で環境にも配慮
学生服・作業服販売の沖商店(高岡市問屋町)は16日から、学生服のレンタル事業を開始する。子どもの成長や卒業で捨てられがちな制服を活用し、適切なサイズを選べるようにするとともに、資源循環につなげる。学生服のレンタルは県内で初めてという。 沖商店は5年前から中古の学生服を売買するリユース事業に取り組み、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を受けた県SDGs宣言に参加している。県西部の小中学校の制服を中心に買い取った約千点の在庫があり、レンタルも手がけることにした。 構想はリユース事業を始めたときから温めており、高岡市の未来プロジェクト事業補助金採択が契機となった。 ネットショップのアプリや、運用管理ができるシステムを導入。7日から1年まで七つのレンタル期間を設け、詰め襟やズボン、セーラー服などの料金をそれぞれ想定した。 レンタルが加わり、新調、中古品購入と合わせて三つの選択肢を提供できる。沖昌幸社長は「成長に合わせて借りたり買ったりできる。少しでも安く選んでもらえれば」と話す。