道頓堀は“タヌキ”も小屋に通う芝居の街 きれいになった道頓堀川を“ミナミの帝王”が潜って調査【大東駿介の発見!てくてく学】
俳優の大東駿介さんが、関西の街を歩きながら魅力を学ぶ「発見!てくてく学」。 訪れたのは大阪・ミナミの代表的な繁華街「道頓堀」。道頓堀川と平行に走る通りには、多くの飲食店が並び、外国人観光客もたくさん訪れています。 ■【動画】【大東駿介】道頓堀は“タヌキ”も小屋に通う芝居の街 きれいになった道頓堀川を“ミナミの帝王”が潜った 道頓堀といえば「グリコの看板」が有名ですが、他にも「目立ってなんぼ」のユニークな看板がずらりと並びます。
■「くいだおれ太郎」はパスポートを持って海外へ
その中の一つ「くいだおれ太郎」でおなじみの「中座くいだおれビル」は、2025年春のリニューアルに向け改装中ですが、リニューアル後には全長6メートルの巨大な「くいだおれ太郎」の立体看板が取り付けられる予定です。 「くいだおれ太郎」という名前は、「関西国際空港」が1994年に開港した際、記念すべき関西発の第1便で名物の人形がオーストラリアへ行くことになり、パスポートに載せる名前が必要だったので、名付けられたそうです。
■「道頓堀」は芝居の街
道頓堀はかつて“芝居の街”でした。江戸時代から多くの芝居小屋が立ち並び、現在改装中の「中座くいだおれビル」は、1999年に閉館した「中座」の跡地に建てられています。 ビルの地下には、昭和の喜劇王・藤山寛美さんが愛した「祠(ほこら)」があります。 江戸時代、淡路島に「芝右衛門狸」という芝居好きなタヌキがいて、人間に化けて中座に通っていたという話があるのですが、死んだ「芝右衛門狸」をまつったところ、客の入りが悪くなっていた中座が再び繁盛したのだそうです。 役者として活動する大東さん、「僕にとってもうれしいところに来させてもらいました」としっかりお参りさせてもらいました。
■きれいになった道頓堀川「ミナミの帝王」が潜って調査
最後に訪れたのが「道頓堀川」。 昔はとても汚れていましたが、大阪市の取り組みですっかり美しくなりました。戎橋筋商店街の菊地正吾理事長によると、アユの稚魚やクロダイが見つかっていて、いろんな魚がすみつくようになったそうです。 ドラマ「新・ミナミの帝王」で大東さんの兄貴分を演じている千原ジュニアさんは、今年の夏、関西テレビの番組できれいになった道頓堀川を潜って調査しました。 【大東駿介さん】「兄貴すごいなあ。道頓堀の陸も川も制しているんや。ホンマの帝王やん。一生ついていくわ」 (関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」 2024年11月14日 木曜日放送)
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