Wコースで１週前追い切りを行ったアーバンシック

◆第８４回皐月賞・Ｇ１（４月１４日、中山競馬場・芝２０００メートル） 　京成杯２着馬アーバンシック（牡３歳、美浦・武井亮厩舎、父スワーヴリチャード）は、底を見せない魅力にあふれている。ここまで３戦２勝。初の重賞挑戦だった前走の京成杯は、勝負どころで内にもたれるシーンはあったものの、直線はメンバー最速の上がり３ハロン３４秒１の末脚で小差２着に入り、力を示している。 【データで見る】アーバンシックの血統、戦績 　１週前追い切りは、美浦・Ｗコースで横山武史騎手が手綱を執り、３頭併せで追走から７８秒９―１１秒７をマークし、併入。上々の動きをみせている。武井調教師は「前走で内に倒れていたのでそこを見たかった。いい練習になりました。時計的にはめちゃくちゃいい。直線はすごく良かった。もともと集中力、コントロールが利かないところがあるから、ジョッキーもそれを確認しつつ。現状では少し重め、緩さがあると言っていたが、日曜も負荷をかけて、その後の感じで追い切りを決めていきたい」とクラシック１冠奪取へ思案を重ねている。