≠ME・河口夏音「≠MEの魅力は青春を感じられるところ。6年目も、この先もずっと、変わらずにいたいです」1stアルバム発売記念インタビュー【「≠ME 河口夏音のええ絵映画と…」第20回】
先日1stアルバム『Springtime In You』をリリースした≠ME。その発売を記念して、TV LIFE webでコラム連載中の河口夏音さんにスペシャルインタビューが実現。アルバムリード曲「ラストダンス、ラストチャンス」を初めて聴いたときの印象やMV撮影時のエピソードはもちろん、河口さんが思う≠MEの魅力などについて聞きました。なお、今回は「≠ME 河口夏音のええ絵映画と…」第20回の特別版ということで、連載の裏話も! 【写真】≠ME 河口夏音の撮り下ろしアザーカット
◆TV LIFE webで連載中のコラム『≠ME 河口夏音のええ絵映画と…』がスタートして1年弱になります。ファンの皆さんやメンバーの皆さんからの反響は届いていらっしゃいますか? はい! 私のファンの方はもちろん、そうでない方にも読んでいただけているようで、ファンの方とのイベントでも映画の話題で盛り上がることができて、すごくうれしいです。私の映画好きが皆さんに浸透してきているのかなと実感します。メンバーは「今お薦めの映画を教えて!」と聞いてくれることが多くて、一緒に感想を話し合うこともありますね。他の現場でも映画のコラムを連載しているというお話をさせていただくことがあるのですが、自分の一つの武器になっているような気がして自信にもつながっています。 ◆これまでを振り返って、特に思い入れのある回について教えてください。 第1回の「チャーリーとチョコレート工場」です。実はこのコラムがきっかけで、≠MEの冠レギュラー番組『ノイミーステーションTV』で『映画に飛び込め!DIVE TO シネマ』というコーナーを作っていただきました。初回という記念すべき回だったことはもちろん、このコラムを機にお仕事の幅がどんどん広がっているような気がしています。 ◆映画愛が伝わる文章だけでなく、独創的なイラストも魅力的です。いつもどのくらい時間をかけて描いていらっしゃるんですか? イラストの内容にもよりますが、だいたい10分~20分くらいです。小さい頃から絵を描くことが好きで、本格的に勉強したことはないのですが、美術の成績はいつもいい方でした(笑)。大人になってからもメンバーの似顔絵などをよく描いていたので、描くことが習慣になっていたのかもしれません。色もぱっと直感で決めたものを使うようにしています。 ◆うまく描くコツはありますか? 頭の中で想像することが大事だと思います。私はいつもいきなり描き始めるのではなく、頭の中で大まかな構成を決めてから描くようにしていて。思い浮かんだものを描き写す感じで描くとうまくまとまる気がします。できるだけ創造力を働かせて具体的に描くことがポイントです。 ◆文章も同じくらいの時間で? 文章の方が大変で、時間がかかります。私はいつも原稿を書く前にもう一度映画を見直して、見た時に思ったことをメモするようにしているんですが、メモした内容を皆さんに伝えるための文章にする作業が未だに慣れなくて…。でもあらためて見直してみると、最初に見た時とは少し視点が変わるというか。初見では気付かなかったことに気付くこともあって、自分でも新しい発見ができるので、その過程も楽しんでいます。 ◆作品選びはどのようにしていますか? 普段から見た映画と私なりの感想や評価をメモするようにしていて、その中から特によかった作品を選んでいます。まだ10本以上ストックがあるので、早く皆さんに紹介したい気持ちでいっぱいです(笑)。ぜひこれからも楽しみにしていてください! ◆グループとしての活動といえば、3月20日に1stアルバム『Springtime In You』をリリースされました。発売が決まった時の率直な気持ちを教えてください。 デビューの時にデビューミニアルバム『超特急 ≠ME行き』を発売させていただいたのですが、フルアルバムは初めてなので本当にうれしかったです。デビュー以降の楽曲もたくさん入っていて、私たちにとっても思い出の詰まった一枚なので、≠MEの一つの集大成として受け取っていただけたらいいなと思います。 ◆アルバムリード曲「ラストダンス、ラストチャンス」を初めて聴いたときはいかがでしたか? 私は明るい曲調のメロディに切ない歌詞がつづられている楽曲が大好きなので、聴いてすぐに“最高! 大好き!”と思いました(笑)。特にラストサビ前の「バイバイ 淡い期待」という部分が好きで、片想いをしている間は相手に対して淡い期待を抱いてもいいはずなのに、その状況に胸が苦しくなりました。曲の後半になればなるほど切なさが増していく感じもすごく好きです。 ◆MVも切なさと≠MEらしい爽やかさを感じられるすてきな作品ですね。 はい。≠MEは青空が似合うグループだなと思っていて。本作ではきれいな青空と水のないプールが合わさって青春感が伝わると思いますし、私たちのよさが全面に表れているような気がします。一度見ていただければ、きっと私たちのことを好きになっていただけるんじゃないかなと思います! ◆ダンスシーンは裸足で撮影されていましたね。 足が冷たくて大変でした。でも日が照っているところは少しだけ温かったので、カットがかかったらみんなで暖を取りに行って(笑)。スタッフさんがストーブや足湯を用意してくださったこともあり、物理的な温かさだけでなく、皆さんの温もりも感じられてすごくほっこりしました。 ◆特にお気に入りのシーンをあげるなら? やっぱりダンスシーンです! 今回の衣装もとてもかわいくて、振り付けでターンをするたびにスカートがふわっと広がるところが気に入っているんですが、ダンスシーンではそれがきれいに映っているので見どころの一つだなと思います。あと、個人的には「さよなら」の後の(谷崎)早耶ちゃんの笑顔も好きで。思わずキュンとしてしまうくらいかわいかったので、注目していただけたらうれしいです! ◆MV撮影の合間はどんなふうに過ごしていましたか? Nintendo Switchでゲームをすることが多くて、「人生ゲーム for Nintendo Switch」や「マリオカートシリーズ」をやっていました。人生ゲームは早耶ちゃん、菅波美玲ちゃん、本田珠由記ちゃんと一緒に、マリオカートはみんなでやりました。一番強いのは美玲ちゃんで、どんなゲームも圧勝だったイメージがあります。逆に私はあまり得意ではなくて、1位になったことはほとんどなかったです(笑)。でもみんなと一緒にやるのが楽しいので、勝ち負けは気にしていません。ゲーム以外にもいろいろ話をして過ごしていたのですが、仲良く笑い合っているシーンがそのままMVに使われていたりするのでぜひ探してみてほしいです。