砂漠の国カタールでまさかの雨! 予選Q1、Q2振り分けは2日目へ順延……ウエット最速はマルク・マルケス
ルサイル・インターナショナル・サーキットでMotoGPの2024年シーズン開幕戦カタールGPがスタート。FP2がウエットコンディションで行なわれ、マルク・マルケス(グレシーニ)が最速となった。 【リザルト】ウエットコンディションで行なわれたFP2の結果 非常に降雨量の少ない砂漠地域で行なわれるカタールGPだが、Moto3クラスのFP2が行なわれている最中にサーキットには雨が降りはじめ、路面は完全なウエットコンディションへと変化した。 MotoGPクラスのプラクティス開始前になっても、路面はウエットのまま。そのためレースディレクションはレースウィークのスケジュールを変更し、予選Q1とQ2の振り分けに影響するプラクティスと、2日目に予定されていたFP2を入れ替えることに決めた。 これにより初日のタイムは予選Q1とQ2の振り分けには関係がなくなり、2日目のコンディションが回復するであろうプラクティスでのタイムによって、予選Q1とQ2の振り分けが行なわれることになった。 なおこの決定については「MotoGPライダーにとってウエットコンディションで実際に走行することが初めての機会であるため、予選へ考慮しないことが決められた」と説明されている。またライダーを集めた話し合いでは反対する人がいつつも、6割が変更に賛成したとされている。 ウエットで行なわれることになったこのセッションだが、ライダー達は最初から積極的にコースイン。雨用のセットを詰められるチャンスと見たようだ。 マルク・マルケスがセッション中盤に2分6秒544をマークして暫定トップタイムに。GASGASのアウグスト・フェルナンデスや、僚友でルーキーのペドロ・アコスタがそこに続いた。 しかし終盤となっても本格的なアタックは行なわれず。ただ少しでも今季のマシンに適応したいためか、多くのライダーが最後まで走行を重ねた。 タイムシートの並びにも動きが少なく、結局FP2トップタイムとなったのはマルケスだった。2番手はフェルナンデス、3番手はアコスタの順だった。
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