平本への怒りの理由を明かしたYA-MAN

　2023年12月31日（日）さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.45』にて、RIZIN MMAルール66.0kg契約5分3Rで平本蓮（剛毅會）と対戦するYA-MAN（TARGET SHIBUYA）が14日（木）都内所属ジムにて公開練習を行った。 【写真】チョークを極めるYA-MAN、平本を苦しめ抜きたいという 　意外にもグラップリングのみのスパーリングを公開練習で行ったYA-MANは、豪快なテイクダウンから腕十字、リアネイキドチョーク、肩固めを極めてみせた。 　質疑応答では「心境は変わらないです。エンタメとかじゃなくて本当にぶっ飛ばしたいので、みんなの前でぶっ飛ばして何も言えなくさせてやります。それしかないですね」と、平本を黙らせたいとする。 　グラップリングを見せた理由は「寝技で仕留めたいですね。そっちの方が盛り上がるじゃないですか。自分の中では本当に心底ムカついているんですよ。打撃で失神したらそこで止まるじゃないですま。そうじゃなくていいポジションをとって、チョークとかで極めて落ちそうなところで緩めてもう1回絞めてっていうのをやりたいですよ。タップ来ると思った時に放して、完全に心を折りたいです。前みたいに負けたけれど負けてないみたいなのじゃなく、完全にお前は負けたぞってところを自分にも世間にも見せたいです」と、一発KOではなく徹底的にいたぶりたいのだという。 　なぜそこまで平本に憎しみを感じているのか。11月19日の『FIGHT CLUB』で朝倉未来にKO勝ちした後のコメントで「今回の朝倉未来との試合に対して、試合前に台本通りとか。あいつのせいで今回の試合の期待感がマジで薄まったと思うんですよ。青木（真也）さんとかも予定養和とか言ってますし、Twitterでも茶番とか台本通りとか。今回はKOしないとそうなっちゃうので見たかって感じです。お前の大好きな朝倉未来さんをKOしたぞ、お前やれんのかよって。そんな感じです」と、今回の試合を茶化されたことに腹を立てていると明かしているが、改めて平本への“怒り”の理由を話した。 「スイッチはそこだけれど、その前からめちゃくちゃいじられていたというか。自分の周りにもさんざん関係ないところ、例えば自分たちみたいな表に出ているインフルエンサーとかタレントとかに噛みつくのは表に出ている人の宿命なので仕方がないですけれど、彼女とか嫁とか子供とかそういうところに行くのは違うだろうと思っていて。 　あとは自分たちのキックボクシング業界があるのって、魔裟斗さん世代の人たちが礎を作ってきてくれたから自分たちが表に上がる舞台があるのに、あいつはそれを愚弄してバカにして侮辱したので。何のリスペクトもないですよね。何の煽りにもなってないじゃないですか。まだせめて、引退したのでその辺にしといてくださいよくらいで言うなら分かるんですけれども、この老害が、みたいな。本当にムカついていますし、自分は魔裟斗さんをリスペクトしているので。あいつだけは許せないですね、いろいろな面で。 　表でやっていただけじゃなくDMとかでもめちゃくちゃやり合っていたんですよ。あいつのいるところに行くか行かないかまでヒートアップして、お互いの知り合いを巻き込んで、じゃあ今から行くってここにいるんだろって、それくらいプライベートでもヒートアップした中での表に出てないやりとりがいっぱいあるので。そこも含めてムカついていると言うか、本当にぶっ飛ばしたいですね。本当に怖い思いをしたことがないと思うので」 　自分に対する直接的な罵詈雑言よりも、魔裟斗や周りに対して平本が罵詈雑言を吐くのが許せない、とYA-MAN. 「自分がブスとか言われるのは、そんなの分かり切っているというか。今までさんざん言われてきたので、自分の外見に関する誹謗中傷ってもう何も感じないんですよ(笑)。勝手に言っとけみたいな。俺はそこで勝負してないし、マジで何も思わないんですよ。でも自分の周りに対する侮辱は本当に許せない。特に自分の一番尊敬している人を侮辱したことにはぶっ飛ばしても許せない感じなので、試合が終わって勝ってもそれは終わらない。ノーサイドはマジでない。とことんやってやるからなって感じです」 　勝つことよりも完膚なきまでに叩きのめしたいとの気持ちの方が強いとし、「一発失神KOじゃなくて明らかに負けだろ、世間が見ても、どう見てもYA-MANの勝ちだろ、っていう。たまたま当たった一発の勝ちじゃなくて、完膚なきまでに叩き潰したい。心をへし折りたいです。また海外へ行っちゃうかもしれないですけれどね」とする。 　本当に平本のことが嫌いだと言い、「自分は人のことを嫌いになることってあまりないんですよ。嫌いになるくらいなら無関心になります。でもアイツはそれを凌駕して嫌いなので。今となっては自分の父親よりも嫌いですね。自分の大切な人を傷つけているので。本当にアイツだけは何があっても許せない」と、家族を見捨てた自分の父親よりも嫌いだとした。 　その怒りは平本の熱狂的なファンたち＝平本キッズにも向けられた。 「自分が思うには、弱いヤツからしたら匿名で誰かを叩くって唯一出来る抵抗じゃないですか。それを平本がSNSでああいうトレンドを作ってしまったので。日本、世界で強い人より弱い人が多いと思うんです。そういう弱い人たちが憧れちゃったんじゃないですかね。違う方向で憧れてくれればいけれど、Twitter（現X）で悪口を言うことに希望を見出してしまったので、溜まっている鬱憤を表に出ている人に吐き散らしてもいいんだってトレンドをアイツが作ってしまったので、大多数がそれに乗っかっているって感じだと思いますね」と、SNSでの誹謗中傷が増えたのは平本のせいだと言わんばかりだった。