【イベントレポート】綾野剛、感謝の手紙を読んだ齋藤潤をハグ「成長をずっと見守っていきたい」
映画「カラオケ行こ!」の大ヒット御礼舞台挨拶が本日2月5日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、キャストの綾野剛、齋藤潤、坂井真紀、宮崎吐夢、八木美樹、後聖人が登壇した。 【写真】綾野剛にサプライズで感謝の手紙を読む齋藤潤 和山やまのマンガを山下敦弘が実写化した本作では、変声期に悩む中学3年生の合唱部部長・聡実と、組のカラオケ大会で最下位になることを回避したいヤクザ・狂児の関係が描かれる。綾野が狂児、齋藤が聡実を演じたほか、聡実を見守る母・岡優子に坂井、どこかズレている父・岡晴実に宮崎、そして聡実と同じ合唱部に所属する中学生の中川と和田に八木と後が扮している。 髪を紅色に染めて登場した綾野は「雪の中来ていただきありがとうございます。皆さんにとってこの時間が楽しいひとときとなるよう努めてまいります」と挨拶。宮崎は「原作マンガのファンだったので父役に抜擢されて本当に感無量です!」、八木は「外は寒いですが、皆さんの声援のおかげで心も体もポカポカしてきました!」と呼びかける。聡実の後輩に扮した後は劇中で印象的な「学校でやらし!」というセリフを披露して、会場を沸かせた。 この日は応援上映となっており、綾野は「最高にうれしいですね。この作品にとって相性のいいイベントですし、まるでコンサートのステージに立たせてもらっているような気分です」とコメント。齋藤も「僕も応援上映に交ざりたかったですし、『狂児ー!』と叫びたかったです。紅色のペンライトやタンバリンが会場に見えて盛り上がりが伝わるのがとてもうれしいです」と観客をうらやましがった。 「劇中のこの場面を応援してほしい! 注目してほしい!」というお題で、坂井は「愛を伝える鮭の皮を取るシーンを応援してほしいですね」と明かし、宮崎は「撮影時にはあんなに感動的なシーンになるとは思いませんでしたね」と振り返る。後は「岡先輩がまさかヤクザとカラオケの練習をしているなんて知らずに、部長不在の穴を埋めようとしていた僕たちを応援してください」と話して、会場は笑いに包まれた。 綾野は「聡実くんのラストシーンは応援してほしいですし、目に焼き付けてほしいですね。そして『紅』を歌う僕の裏声にツッコミを入れつつ応援してください(笑)」とアピール。齋藤は「スナックへ走るシーンは、こけそうになりながら全力を出したのでそんな僕を応援してください!」と続けた。 舞台挨拶では、齋藤が綾野に向けてサプライズで感謝の手紙を読む場面も。会場から「がんばれー!」という声援も飛ぶ中、齋藤は「改めてお誕生日おめでとうございます。憧れの大人であり、俳優である剛さんにお会いするまでは画面越しで見ていました。一緒にお芝居させていただいた時間、こうして同じ舞台に立たせていただいていることを夢のように思っています。いつの瞬間も隣で見守ってくれたので、作品を通して俳優としての第一歩を踏み出すことができました。これからお会いする機会は減ってしまいますが、必ずまたお会いできるようにがんばっていきます」と涙をこらえながら読み上げた。 突然のサプライズに、綾野は感情を抑えきれず齋藤をハグ。会場から悶絶するような声も響く中、綾野は「とてもまっすぐで素敵な手紙に感銘を受けています。これからの成長をずっと見守っていきたいですし必ずまた共演しましょう」と声をかける。会場から拍手が鳴り響き、イベントは幕を閉じた。 (c)2024『カラオケ行こ!』製作委員会