平均年齢76・6歳『ザ・ワイルドワンズ』、58周年記念コンサートで30曲披露 鳥塚しげき「(目標は)絶対に60周年ライブ」
”日本最高齢バンド”のザ・ワイルドワンズが9日、東京都内で結成58周年コンサートを開き、「想い出の渚」などおなじみのヒットナンバーで1200人のファンを喜ばせた。 同バンドは1966年にデビューし、グループ・サウンズブームをけん引した。解散、再結成を経て現在は、鳥塚しげき(77)、島英二(77)、植田芳暁(76)のオリジナルメンバーに加え、2015年に亡くなった加瀬邦彦さん(享年74)の次男の加瀬友貴(42)がリードギターとしてメンバーに加わった。 「今日は一緒に楽しみましょう!」。コンサートは67年発売の「夕陽と共に」で始まった。鳥塚らオリジナルメンバーの平均年齢は76・6歳。後期高齢者となった3人だが、若々しいコーラスの歌声と演奏は往年のまま。2時間のステージでは「青空のある限り」「愛するアニタ」など代表曲を中心に、メドレーを含め30曲を元気いっぱいに披露し、生涯現役をアピールした。 現在も精力的にライブ活動を展開しながら昨年は新曲も発売した。26年には結成60周年を迎える。鳥塚は「目標はグループが60周年を迎えること。絶対に60周年ライブをやる、という強い気持ちを持ってやってます」と意気込みを見せた。 植田は「チームワークの良さがワイルドワンズの最大の魅力。この年になると、明日どうなるかわかりませんが、2年後の周年には大きなことをやりたい」と話し、世界最高齢バンドに向け大張り切りだった。
中日スポーツ