専業主婦ですが、子どもが来年小学生なので働きたいです。資格がないので「短期間で安価」そして「難易度が低い」資格を教えてください。
「子どもが小学校に上がるのを機にパートを始めたい」と考える主婦(主夫)も多いのではないでしょうか。とはいえ、出産や育児で仕事をしていない期間が長く、就職に有利な資格を持っていない場合は、採用に時間がかかることも想定できます。そこで、スムーズな採用を期待するために何らかの資格を取得しておくのも方法の一つです。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある? 本記事では、数ある資格の中で短期間、安価、難易度低めで取得できるものを紹介します。家事や子育ての合間にチャレンジして資格取得を目指してみてください。その他にも、短期間、安価、難易度の低い資格を取得する際の注意点も紹介します。
短期間で取得できる可能性が高い資格
必ず短期間で資格を取得できるという保証はありませんが、一般的に安価で難易度が低いとされる資格をまとめているので参考にしてみてください。 【事務系】 ●マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS) ●日商簿記検定 ●秘書技能検定 【医療・介護系】 ●医療事務 ●調剤薬局事務 ●介護事務 ●認知症介助士 ●介護口腔ケア推進士 ●レクリエーション介護士 ●登録販売者 【生活系】 ●着物のリフォーム ●食生活アドバイザー ●整理収納アドバイザー ●コスメ検定(R) ●カラーコーディネート 毎月の受講料が通信講座で1000円台から始められる資格に加えて、主婦の経験や目線を生かすことにつながる資格も多くあります。受講料は通学か通信講座、受講回数やエリアなどによって異なります。それぞれの資格を比較し、無理なくチャレンジできるものを選んでみてください。
短期間かつ安価で資格を取得する際の注意点
短期間で安価、かつ難易度が低めのものに限った話ではありませんが、資格を取得する際にはいくつかの注意点があります。資格取得にチャレンジしたにも関わらず、以下のようなことが起こるケースも十分に有り得るのです。 ●必ず働ける保証がない ●資格に加えて実務経験を求められる場合がある ●試験に合格するためのスケジュールを立てなければならない また、資格取得の勉強を独学で行う場合は、どうしてもサボったり後回しにしたりするなど、マイペースに取り組みがちです。対策として、周囲の友人やSNSなどを通して同じ目標を目指す人と近況報告や情報交換を行うと、モチベーションを高められることにつながるでしょう。 ■資格を取得しても働ける保証がない 資格を取得したら、必ず働けるわけではありません。求人募集の内容に有資格者優遇、優先的に採用といった記載があれば可能性はあるかもしれませんが、面接で人柄に問題はないか、勤務可能時間などの条件が企業側と合致しているかどうかで判断されるのが一般的です。 短期間で安価かつ難易度が低めの資格は、取得しやすさを理由に多くの人が保有しています。就職できる可能性を高めたいのであれば、難易度の高い資格を取得したほうがよいでしょう。また、資格に級が設けられている場合は、高い級を取得したほうが企業からの評価は上がります。 ■資格を取得しても実務経験を求められる場合がある 資格を取得しても、企業によっては実務経験者に限定して採用する場合があります。実務経験とは、実際に業務に就いた期間のことです。そのため、資格を取得しているけれどその業界・職種で働いたことがない場合は、採用の可能性は低いでしょう。 ■試験に合格するためのスケジュールを立てなければならない 資格を取得する際には、試験合格のためのスケジュールを立てる必要があります。試験日は年に数回の場合が多く、その日に合わせて勉強していかなければならないからです。試験日まで時間がある場合は、資格取得のためにかかる費用にも注意してください。テキストや問題集、通信講座にかかる費用がかさむ場合があります。
資格取得の前に難易度やかかる費用を理解しておこう
資格とはいっても取得までにかかる期間や要する費用、難易度はそれぞれ異なります。安価かつ難易度が低くて比較的誰でも取得しやすい資格を保有していても、就職先が必ず決まる保証はありません。資格を取得して働くことを考えるのであれば、その資格を生かした求人がどのくらいあるのか、実務経験が必要なのかなどを事前に調べておくとよいでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部