【東京オートサロン2024で発表】メルセデス・ベンツEクラスが7年ぶりにフルモデルチェンジ
東京オートサロン2024で、6代目となる新型「メルセデス・ベンツEクラス セダン/ステーションワゴン(W214型)」が発表された。Eクラスはメルセデス・ベンツの中核モデルであり、欧州Eセグメントを代表する定番プレミアムモデル。フルモデルチェンジは7年ぶりで、本国ドイツでは2023年4月にデビューしており、日本市場での発表が待たれていた。 【画像】7年ぶりにフルモデルチェンジを果たした!メルセデス・ベンツEクラスを詳しく、写真を見る(全11枚) ライバルとなるBMW5シリーズも2023年7月に日本でフルモデルチェンジされて登場しており、今後、市場でいかに両車が評価されるか興味深い。新型Eクラス セダン/ステーションワゴンはすでに予約注文の受付を開始しているが、販売は2月となる。
世界で累計1600万台以上を販売するメルセデスの中核モデル
Eクラスは、世界で累計1600万台以上を販売してきたメルセデス・ベンツの中核モデル。1946年に発表されたW136型以来、Eクラスは長い伝統と歴史を受け継ぎながら、時代に先駆けた革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンの指標とされてきた。 新型では内外装のデザインを一新して、パワートレーンをすべてのモデルで電動化。最新世代の「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」をはじめとした先進的な装備を積極的に取り入れて、時代の先を行く機能性と快適性を実現している。 メカニズム面でも、連続可変ダンピングシステムADS+とエアサスペンションを組み合わせたAIRMATIC、精巧な配光を行うDIGITALライト、乗員ごとに快適な車内環境を学習して提供するルーティン、3Dコックピットディスプレイなど、注目すべき点は多い。
高級感のある伝統的なセダンと10年先の先進性を融合
エクステリアはメルセデス・ベンツの伝統的なセダンの「キャブバックワード」デザインを備えながら、メルセデスEQを想起させる前衛的な面も持っており、電動化への架け橋といった雰囲気を漂わせている。とくにフロントのヘッドライトとフロントグリルをつなぐブラックパネルや、E350eにオプション設定されるイルミネーテッドラジエーターグリルは、新時代の到来を感じさせる。 また、キーを持った人が近づくことによってボディ面から自動でせり出す格納型のドアハンドルは、シンプルでクリーンな面を際立たせるとともに、万が一の事故の場合などには自動でせり出すことで、従来どおり、外部からドアを開けることができる安全性はしっかりと継承されている。 インテリアも未来的で、大きなトリムパネルはダッシュボード中央まで伸び、オプション設定の「MBUX スーパースクリーン」(助手席一体型ディスプレイ)を搭載すると、大型ガラス面がセンターから助手席まで全面に広がるデザインとなる。