マセラティSUV「レヴァンテ」の反撃が始まる...第2世代は「ハリケーン」エンジン搭載で500馬力オーバーも
マセラティは現在、フラッグシップSUV「レヴァンテ」第2世代を開発中とみられる。その最新情報とともに、予想CGが制作された。 「地中海からジブラルタル海峡へ吹く東風」を意味するレヴァンテは、2011年フランクフルトモーターショーでコンセプトモデルとして初披露、2016年に市販化されており、これが9年ぶりの世代交代となる。 現在では、ロールス・ロイス「カリナン」、アストンマーティン「DBX」、フェラーリ「プロサングエ」など超高級クロスオーバーSUVが登場しており、そのインパクトも薄れてきているが、マセラティも第2世代で反撃に出る。 予想CGを提供してくれたのは、バーチャルアーティストのTheottle氏だ。後継モデルでは、ステランティスグループの「STLAラージ」プラットフォームを採用する可能性が高い。このプラットフォームは大型EV向けに開発されているが、ハイブリッドなどICE搭載モデルにも対応可能で、2024年から2026年にかけて、8台の車両が発売される計画だ。 フロントエンドでは、シャープなブーメラン型LEDデイタイムランニングライトを上部にあしらったヘッドライトを装備、コーナーエアインテークは、迫力を増している。 側面では、フラットドアハンドルを採用、サイドシルはかなり厚みを持たせているほか、リヤクォーターウィンドウは、キックアップ処理がなされスポーティーなイメージだ。 後部では、「グランツーリスモ」などスポーツカーを彷彿させるスリムなLEDテールライトを、全幅のストリップライトバーで接続、よりアグレッシブなイメージとなっている。 パワートレーンにも注目だ。現行型では、3.0L・V型6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力350psを発揮するが、第2世代ではステランティスグループが2022年に発表した、3.0L・直列6気筒ガソリンツインターボ「ハリケーン」エンジンの搭載が噂されている。このエンジンは、V8エンジンと同等のパワーを持ちながら、排出ガスを削減し、燃費を向上、最高出力は500ps以上が期待される。またBEVバージョンの導入も有力となっている。 レヴァンテ次期型のワールドプレミアは、2025年と予想される。
APOLLO