アクション業界を支える団体「JAG」が養成所を4月に開講、クラファン実施中
「JAPAN ACTION GUILD(ジャパン・アクション・ギルド)」が未来を担う人材を輩出する「JAGアクションクリエーター養成所」を4月に開講することがわかった。 【画像】クラウドファンディング返礼品の映画「RE:BORN リボーン」撮影台本 「JAPAN ACTION GUILD」はアクション業界に携わるクリエイターとプレイヤーのために発足された団体。日本アクション映画の中枢を担うメンバーが理事に就任しており、「るろうに剣心」シリーズの谷垣健治、「クローズZERO」シリーズの辻井啓伺、「キングダム」の下村勇二などが名を連ねている。 アクション業界では高齢化など、さまざまな要因から次世代の人材の確保が必要とされていた。そしてこのたび、映画やドラマだけでなくSNS動画やゲームなどで“アクションシーンを理解している”クリエイターを育成・輩出する目的で養成所が設立されることに。JAGではこの人材を“アクションクリエーター”と定義しており、日本の第一線で活躍するアクション監督や殺陣師などが指導を行う。 養成所では“プロの現場での実践”をコンセプトに、「アクション実技」「演出」「撮影」「映像編集」「安全確保(保全)」の全技術を養成するため1年間のプログラムを構築。受講生は月ごとに実践課題を与えられ、実際の現場で使われた素材や非公開作品の素材を使用した映像編集や、報酬が発生する実在の案件などをこなす。そして卒業課題には、アクションが含まれた短編作品を完成させるなどのカリキュラムが用意されている。卒業生は「JAG認定証書」を授与され、卒業後もJAGによるサポートを受けることが可能だ。 なお本企画を実現するためにクラウドファンディングを実施中。設立メンバーのサイン入りグッズなどに加え、実際の映画やドラマなどの撮影現場で使用されたグッズも追加された。ラインナップは下村の監督作「デス・トランス」の16mm撮影素材フィルムや、「RE:BORN リボーン」の撮影台本など。そして養成所の入所希望者を対象とする割引券や、設立メンバーのファンや企業がJAGに所属するアクション監督にCM制作を依頼できる“スポンサーCM制作権”なども選択できる。クラウドファンディングは「うぶごえ」にて2月28日23:59まで実施中だ。