辞退者続出でスタメンはどうなる? 侍ジャパン、プレミア12の「ベストオーダー」を”改めて”考える 清宮らが4番候補、カギは右打者か
11月開催の「プレミア12」に向け、侍ジャパンのトップチームは宮崎市内で強化合宿を実施中。日本シリーズ出場のソフトバンク&DeNA勢を除いたメンバーが集合し、チームの結束を図っている。 【キャンプ写真】プレミア12連覇へ強化合宿!若き井端ジャパンが宮崎に集結 合宿前にメンバー変更の知らせが届いた。投手の伊藤大海(日本ハム)、内野手の岡本和真と吉川尚輝(ともに巨人)、外野手の万波中正(日本ハム)がケガのため辞退。追加選手として投手の井上温大(巨人)、内野手の清宮幸太郎(日本ハム)と村林一輝(楽天)、外野手の桑原将志が招集された。 実力、経験ともに豊富な面々の辞退は痛い。特に4番筆頭候補の岡本が不在になると、打線の組み直しも余儀なくされる。改めて現時点でのベストオーダーを考えてみたい。 ■各選手のポジションを整理 まずは各ポジションを守る選手について、想定したい。基本的には今季、主に守ってきたところ、過去に所属チームや代表で守った経験のあるポジションで振り分けている。 捕手:古賀、坂倉、佐藤 一塁:牧、栗原、佐藤、佐野、清宮 二塁:牧、小園、村林 三塁:栗原、紅林、小園、清宮 遊撃:源田、紅林、小園、村林 左翼:森下、佐野、桑原、清宮 中堅:五十幡、辰己、桑原 右翼:森下、桑原 (DH:佐野、栗原、佐藤、坂倉) 清宮はコーナーポジション、村林は二遊間、桑原はセンターを中心とした外野を守る。これだけを見ると、バランスよく追加選手を呼べたのではないか。 ■ベストオーダーは? (右)森下 (三)栗原 (二)牧 (一)清宮 (指)佐野 (捕)坂倉 (中)辰己 (左)桑原 (遊)源田 並べてみると、やや左偏重のラインナップとなった。計15人の野手のうち、左打者が9人。守るところの兼ね合いから、こういうオーダーを組むのは現実的にあると思う。 岡本不在の4番については、清宮、牧、森下を候補とする旨を井端弘和監督が明かしている。打力や経験を鑑みると、この3人が妥当だろう。今回は清宮を4番に据えてみた。追加招集組ではあるが、思い切って抜擢する未来を見てみたい。 牧と森下を中心に、右打者は打線のキーマンになってくる。紅林や村林を遊撃で使うプランもあるだろうし、桑原は外野の便利屋的存在で重宝されそうだ。捕手の古賀もチームメイトの隅田知一郎(西武)が先発する際にスタメンで出ることが考えられる。 チームは11月6日まで合宿を行い、9~10日にチェコと強化試合(@バンテリンドームナゴヤ)を実施。13日の開幕戦・オーストラリア戦(同)に臨む。 [文:尾張はじめ]