米現代文学の巨匠が不惑を過ぎてから愛した「16歳の少女」がその禁断の関係を初公表 小説のような実話が小説に
2023年に89歳で亡くなった作家のコーマック・マッカーシーは42歳のときに、16歳の少女と関係を持ちはじめ、その女性は彼にとっての「秘密の女神」になったと、米誌「ヴァニティ・フェア」が報じた。 【画像】コーマック・マッカーシーとの関係を明かしたオーガスタ・ブリット 『ザ・ロード』などで知られるマッカーシーは、取材には滅多に応じなかった。そのため私生活は、3度結婚し、スペインと米テキサス州に住んでから、ニューメキシコ州に落ち着いたこと以外ほとんど知られていなかった。 その「女神」だった現在64歳のオーガスタ・ブリットは同誌に対し、自分が「養護施設を出たり入ったり」していた頃によく行った、アリゾナ州ツーソンにあるモーテルのプールで初めてマッカーシーを見かけたと語った。 その顔には見覚えがあったが、帰宅してその理由がわかった。ちょうど読んでいたマッカーシーのデビュー作『果樹園の守り手』の裏表紙に載っている著者写真の人物だったのだ。 翌日、彼女はその本とコルトのリボルバーをモーテルに持っていった。銃は、養護施設を運営していた男から盗んで「装着」していたという。実父や里親たちの暴力を経験していたからだ。 作家はまだそこにいて、自分を撃つつもりかと彼女に聞いたようだ。それで彼女は、いや違う、本にサインしてほしいと答えたという。 ブリットによれば、ふたりはそこから関係を持ちはじめた。1977年には、彼女が里親に殴られて入院すると、マッカーシーは彼女に家を出て、自分と一緒にメキシコに行かないかと持ちかけた。
Lucy Knight