校長のマシュー先生

　開校から20周年を迎えた宇部の英会話教室「英会話アメリゴ」（宇部市常盤町2、TEL 0836-35-1638）が6月29日、ヒストリア宇部で記念パーティーを行った。（山口宇部経済新聞） 【写真】ベビークラスのレッスンの様子 　同教室は、アメリカ出身のマシュー・シムコさんが校長を務める。マシュー先生は、ワシントン州シアトルで働いていた時に、宇部での英会話教室の求人を見たことをきっかけに1994（平成6）年に来日。企業向け英会話講師や個人向けレッスンなどを行い、生徒の数が増えたことから2004（平成16）年5月に開校した。 　マシュー先生は「ただ英会話を教えるだけでなく、イースターやクリスマス、料理教室などのイベントを通じてアメリカのカルチャーを伝えることや、アメリゴファミリーとしてみんなで楽しみたいという思いでやってきた。コロナ禍前には、毎年行うハロウィンパーティーに200人以上が来場したこともあった」と振り返る。 　同日の記念パーティーでは、これまでの生徒や関係者など約70人が来場し、英語でのスピーチやクイズのほか、二胡の演奏、動画メッセージなどで国際交流を楽しんだ。 　同教室の貞廣ななみさんは「コロナも終息し、海外旅行などで英語を使う機会も増えてくるのでは。外国人の先生に頻繁に会える環境はなかなかないと思うので、ぜひ楽しみながら英語を学んでほしい」と話す。 　レッスンのクラスは、0歳から通える「ベビークラス」（0～3歳）、年齢に合わせた「キンダークラス」（3～6歳）、「エレメンタリー～ジュニアハイクラス」（中学生まで）、「ハイスクール～アダルトクラス」を設け、レベルに対応した「プライベートレッスン」も行う。メンバーならいつでも利用できるカフェを併設し、カジュアルな英会話を楽しめる機会も設けている。 　マシュー先生は「宇部の変化をこの30年間見てきたが、建物や企業、交通面などがレベルアップしていると感じる。ポテンシャルのある良い場所だと思うし、これからもここで教室を続けていきたい。宇部が国際的な街になってほしい」と笑顔を見せる。