月を目指すZOZO前澤社長が会見(全文1)いい仕事できると思うから月へ行く
衣類の通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOの前澤友作社長は9日午前、東京の外国特派員協会で記者会見を行った。前澤氏は9月、起業家のイーロン・マスク氏が率いる宇宙開発ベンチャーの米スペースXと、同社が2023年に予定する月周回旅行の個人客として契約を結んでいる。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「民間人初の月旅行を目指すZOZO前澤社長が会見(2018年10月9日)」に対応しております。
前澤社長のあいさつ
前澤:そろそろお写真タイムは終わりだそうで。ありがとうございます。あらためまして、今日はお忙しい中お集まりいただきまして、皆さんありがとうございます。普段は株式会社ZOZOの代表取締役をやらせていただいている前澤と申しますが、今日は個人のプロジェクトですのでなんて自己紹介したら。個人、前澤友作として今日は来ておりますので、よろしくお願いいたします。すでに先日、アメリカ、ロサンゼルスのSpaceX社で、おおまかな概要っていうのは会見でご説明させていただいたんですけれども、日本向けにはこれが初めての説明になりますので、今日は何とぞ最後までよろしくお願いします。そしてまた、なんでも聞いてください。よろしくお願いします。 司会:(英語) 前澤:そうですね。今日は会社の決算説明会でないですし、事業説明会でもないので、個人、前澤友作として楽しい会見にしたいなと思いますので、楽しいご質問をぜひお願いしますということです。大丈夫です、大丈夫です。もうアンディさん、ご質問いただいて。 司会:じゃあ、質問から始めましょうか。 前澤:どうぞ、はい。Let's start.
会社を経営しながら宇宙飛行士の訓練、どう対応しているのか
通訳:じゃあ本日モデレーターとして、Nikkei Asian Reviewのアンディ・シャープです。前澤さんのほうから今日に関しては非常に楽しい会にしたいので(英語) 司会:今日のファッション素晴らしいですね。ZOZOTOWNのものですか、もしかして。 前澤:いいんですか、そんな宣伝しちゃって。全身、今日はプライベートブランド。最近始めたわれわれのプライベートブランドZOZOを着ておりまして、ZOZOというブランドの特徴はその人その人の体形に合ったぴったりのサイズを、体形をZOZOSUITというツールを使って計測したあと、ぴったり服をお届けしようというブランドして、今日も見ていただければ分かるとおり、僕的にはかなりぴったりなんですが、いかがでしょうか。皆さんもこのようなぴったりなお洋服買えますのでぜひトライしてみてください。以上、宣伝でした。 司会:広告は十分、ここまでとしたいと思うんですけれど、まず私から1つ目の質問です。そのあとにQ&Aに移りたいと思います。前澤さんのほうでは非常に大きな会社を経営しながら、ZOZOTOWNという会社を経営しながら、宇宙飛行士としてこれからトレーニングやらないといけないですし、アートコレクターとしての側面もあります。そういうのって、1日でどういうふうに対応されているんですか。 前澤:Good question. 私どものZOZOという会社は短時間労働を社員にも推奨しております。われわれ導入している具体的な施策としまして、6時間労働制というのを実は取り入れていまして、普通8時間ですよね。われわれの場合、6時間で自分の仕事が終わったならば、もうすぐ帰ってしまっていいよと、そんなことをしているんですけれども、それをやり始めた瞬間、社員たちの働き方が変わりました。どう働き方が変わったかというと、もう無駄な作業をやめる、無駄な資料はやめる、無駄な会議はやめる、そういうふうになりました。結果としてものすごく集中力が高まり、パフォーマンスも上がり、6時間で帰る人が続出しました。つまり、私をはじめ、われわれのZOZOという会社は、短時間で集中して好きなことをやって早く帰りましょうというのをずっとやっているんですね。その関係で私自身も会社にもう、朝から晩までいるというようなワークスタイルは取っておりませんで、会社には週3日から4日ぐらい、しかも行ったときは6時間で帰っています、だいたいね。ですので、それ意外の時間も結構あるんです。 で、それ以外の時間何に使っているかというと、趣味のアートだったり車が大好きだったり、今日のこの宇宙の発表もあったり、そういうお勉強だったり体験だったりお買い物だったり、そういうことにすごく時間を使います。この会社以外で過ごす時間というのを僕はすごい重要にしています、大切にしています。かつそれは社員にも言い伝えています。どういうことかといいますと、会社でやること以外にも、たくさんのインプットを増やしなさいと。だから会社を終わってどっかで習い事するもいい、誰かと会うこともいい、どっかへ旅行へ出掛けることもいい、この全てがみんなにとってのインプットになりますと。で、そのインプットっていうのはあした、あさってのみんなの仕事にも必ず生きますと。 つまりインプットの量とアウトプットの量っていうのは常に僕は比例するんじゃないかなっていう考え方を社員にも伝えていて、だから月へ行ったらきっと僕はいい仕事できるなと思っているから行くんですね。いきなり本題に入ってしまいますけれども。つまりインプットを増やすという一環で今回この冒険をすることに僕もしているんです。つまり会社だけに時間を費やすんじゃなくて、たくさんのインプットを増やすというのは日頃からとても大事にしているので、そうですね。ちょっと長くなっちゃってごめん。 司会:(英語)