月を目指すZOZO前澤社長が会見(全文1)いい仕事できると思うから月へ行く
月旅行と社会貢献のバランスはどう考えているか
記者1:インドネシアの新聞記者なんですけども、【**セシロ 00:17:24】と申します。(英語)よろしくお願いいたします。Thank you very much. 私はインドネシアに来て30年たつんですが、月に行くことは非常に良いことだと思います。私も行きたいですし、ここにいる皆さんも行かれたいと思います。ただ日本には批判されている方もいるとは思うんですけれど、例えばほかの人に、社会に貢献されたらどうですかと言われている方もいらっしゃると思います。それに対して前澤さんは福島、3.11の福島の方々にも、被害を受けた方々にも貢献していますし、国際機関を通して子供にも貢献しているとお答えされていましたが、最近のインドネシアの地震で2000名の方々が亡くなられて、800名の方が今まだ行方不明で、1000人の方々が今、避難されている状態です。 月に行くこととこういう社会貢献、人類に貢献ということをバランスしていただきたいなと思うんですけれど、こういうインドネシアを助けていただいたらインドネシアの全人口だけではなく、イスラム教の方々、2億2000万人ぐらい世界にはいるんですけれど、その方々も前澤さんの名前を生涯覚えていると思うんですけれど、そういうことはお考えになられていますか。 前澤:ご質問ありがとうございます。まずは、そうですね。インドネシアもそうですが、近年世界各地でいろいろな災害が起きていますし、たくさんの方が亡くなったり、たくさんの方がけがをされていること、本当に僕も心を痛めています。で、毎度、毎度そのたびに思うんですけれども、自分には何ができるのかと。日本の場合はだいたい何か起きると、すぐに会社としても個人としてもいろいろやらせていただいています。海外でもやらせていただいたことはあります。ただお国柄なんでしょうか、そういったことをやっていますと公にするのがはばかられる国でもあります。ただ、今までやったことの中の一部ですけれども、しっかり皆さまにも公表して、このような支援活動をしていますとか、このような義援金を送らせていただきましたですとか、そういった話はちょこちょこはさせていただいているんですけれども、不十分なところもありますし、全てを公表していないというのもありますので、よく認知されていないところもあると思います。 で、どこまでそれをやれば正解かっていうのは、生涯の課題になるんでしょうし、それと自分の趣味だったりとか、自分の得意な分野で役に立てるために使うお金だったり、それは本当におっしゃったとおりバランスの問題でしょうし、そのバランスにも正解がないと思うので、それは一生苦悩して、葛藤し続けながら、自分の中のバランスというのを見つけたいとも思いますし、基本的にもうこういう立場ですので、自分は仕事もそうですし、趣味もそうですし、必ずその先には誰かの役に立ちたいとか、誰かを感動させたいとか喜ばせたいというふうに根幹には思いがありますので、これからの活動というのはバランスを取りながら、両方でやっていけたらいいと思います。 あと寄付をするとか、義援金を送るっていうのはどうしてもお金を送ってそれで終わってしまうので、自分としてはなんでしょう、もっと自分の体を動かしたり、もっと自分の知恵を絞って何かお手伝いしたいというのがありまして、そういう意味で毎回寄付するたびに、なんかそれだけでいいのかなっていうジレンマは毎回あります。それと、逆ですけど、今回月に行くとか、何かを買って皆さんとシェアするっていうのは、自分が得意な分野ですし、自分の頭を振り絞ってやっていることですし、自分で自発的に動ける行動なので、そっちはどうしても表にも出ますし、そっちが積極的に映るんでしょうけれども、そこはおっしゃるとおりバランスを見てやっていきたいなと思います。以上です。 【書き起こし】月を目指すZOZO前澤社長が会見 全文2へ続く