安青錦、関大から化粧まわし ウクライナ出身、侵攻避難が縁
10日からの大相撲九州場所を新十両として迎えるウクライナ出身の安青錦が5日、入門前に稽古していた大阪府吹田市の関大相撲部で化粧まわしの贈呈式に臨んだ。「一番お世話になっている大学からもらえてうれしい。早くつけて土俵に上がりたい」と紺色の真新しい化粧まわしを前に、意欲を新たにした。 ロシアのウクライナ侵攻から避難する目的で、国際大会で知り合った関大相撲部の当時の主将に連絡を取り、18歳だった2022年4月に来日。同部の練習生として鍛え、同年12月に安治川部屋へ入門した。関取として初めて臨む九州場所を控え「優勝を目指して頑張りたい。最後は横綱になりたい」と大きな目標を語った。