夜の高速道路で暗闇から突然、現れた光。その正体は。 ■“逆走”軽トラ　まさかの逆ギレ？ 　男性は東名高速道路を走行中でした。 　前方を走る車が左側に車線変更した瞬間、追い越し車線を軽トラックが逆走してきたのです。 運転していた男性 「急にブレーキやハザードランプが見えたので『事故かな』と思っていたが、『何かおかしいな、逆走車だ』と」 　逆走してきた軽トラックはライトをチカチカとパッシングしているのでしょうか。そのまま走り去ります。 運転していた男性 「ぶつからないようにパカパカやっているのか、それとも自分に対して『逆走しているぞ』と向こうから伝えているのか分からない」 　男性は逆走車に気付くと、すぐに減速。軽トラックを避けながら隣の車線を走る車とぶつからないよう走行していました。 運転していた男性 「自分に迫ってくる恐怖をすごく感じた。周りの車にぶつからないように、すごく必死だった」 　NEXCO中日本によりますと、この軽トラックは豊川インターチェンジから音羽蒲郡インターチェンジ方面に向けて逆走したといいます。その距離は約10キロ。 　道路は通行止めに。パトカーが駆け付け、鬼気迫る声でトラックを停車させました。 運転していた男性 「（警察官は）もう、かなり必死でした。止めないと大事故になるので。映画で見るようなシーン、こんなこと本当にあるんだと。（高速道路は）やっぱりスピードも出ているので、避けられないともう終わっちゃう」 　男性によりますと、軽トラックの運転手は状況が理解できていないように見えたといいます。 　運転していたのは70代の男性で、警察が道路交通法違反の疑いで調べています。