マルティネッリよりも良かった? リヴァプール戦で暴れたリース・ネルソンへの期待
マルティネッリは結果が出ていない
アーセナルはFAカップ3回戦でリヴァプールと対戦、0-2と敗れ大会敗退が決まった。 これで公式戦3連敗となってしまったが、ポジティブな要素もあった。左ウイングで先発したリース・ネルソンのパフォーマンスだ。立ち上がりにGKアーロン・ラムズデールのフィードからラインを破り、リヴァプールGKアリソンもかわしてビッグチャンスを手にした。 11分にはハフェルツの折り返しに飛び込み、これがマルティン・ウーデゴーのチャンスにつながっている。 英『football.london』はネルソンに評点「7」を与え、「今季の大きな試合で、最初の本当のチャンスをものにしようとしているように見えた。彼の背後への走り込みでリヴァプールにあらゆる種類の問題を引き起こした。ピッチを飛び回り、予測不能なエネルギーを発揮したが、チームの他の選手たちと同様に、チャンスをものにすることができなかった」と評している。 得点がとれなかったのは明確な課題だが、コンディションが良さそうなネルソンが縦横無尽にピッチを走る姿はたしかに期待感があった。ミケル・アルテタ監督はメンバーを固定する傾向があり、今季はほぼチャンスをもらっていなかったネルソン。今のところリーグ戦での先発はなく、カラバオ杯で2試合、CLで1試合、そして今試合で先発したのみだ。しかし、ガブリエウ・マルティネッリがリーグ2ゴールと波に乗れていないことを考えると、今試合でのパフォーマンスはネルソンをもっと使ってもよいのではないかと思わせるには十分だった。 同メディアはマルティネッリには「6」をつけており、「最近のマルティネッリにとってはいつもと同じだ。ファイナルサードに入る良いプレイはあったが、フィニッシュもデリバリーもうまくいかなかった」と評した。攻撃に変化が乏しい最近のアーセナル。アルテタはこの生え抜きのウインガーをもっと信頼するべきかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部