千賀滉大、後半戦『未知の要素』の1人に選ばれる
遂に待望の復帰戦が近づくなか、メッツのエース右腕に対する注目が高まりを増している。『MLB.com』は現地24日、「残りのシーズンを形作る未知の要素6人」と題した記事を掲載し、その1人にメッツの千賀滉大を選出した。
記事は冒頭、「後半戦で未知の要素となる選手は?」と疑問を呈し、「オールスターブレークが過去のものとなり、プレーオフ争いがヒートアップするなか、我々はこの疑問を6人の記者にぶつけてみた」とした。
そして、「彼らのタスクは、単に良いプレーをするだけでなく、球団がプレーオフ進出を果たすか、地区優勝を果たす手助けをし、ともするとさらに先まで進む上での後押しをする活躍を見せ、2024年シーズン最後の2ヶ月で爪痕を残す選手を特定すること」とし、その6人の記者が選んだ選手たちを紹介している。
メッツの右腕を選んだのはデビッド・アドラー記者であり、同記者は千賀について、「メッツはシーズンを通してセンガを待ち望んできたのであり、遂に彼は、プレーオフへの後押しに間に合うこのタイミングで帰ってくる(右腕は、早ければ金曜に2024年初の先発登板を果たすことになる)」と、復帰が間近に迫っていることについて触れた。
そして、「メッツはセンガ抜きでどうにか、プレーオフ圏内で前半戦を終えた」とし、続けて「彼らは既にグリマスとホセ・イグレシアスの後押しを得てきた」と、メッツにとって幸運のシンボル的存在となっているマクドナルドのキャラクターや、フィールドの内外でチームを盛り上げている選手を挙げた。
さらに「今、ポストシーズン枠を掴む上で、彼らを最も活気づけるものがあるとすれば、それはゴールを目指して駆け抜ける時期にエースが復帰することである」と説いた。
続けて同記者は、「センガはサイ・ヤング賞投手級の肩を持って」おり、「ゴーストフォークは野球界で最も打てない球種の1つ」であり、「センガはメジャー1年目で12勝7敗、防御率2.98、208奪三振という成績を残し、しかも、シーズン最後の3ヶ月で先発登板した14試合を6勝2敗、防御率2.44、101奪三振、奪三振率10.7としたのである」と千賀のメジャーにおける実績を振り返った。