立冬に向かって季節一旦進む 気温変化大きい 南の海上で台風発生か 2週間天気
熱帯低気圧は今後台風に 新たな熱帯低気圧の発生も無きにしも非ず
先月10月下旬に台風21号が発生しましたが、その後は、南の海上の対流活動は不活発な周期に入り、一旦落ち着くかのようにみえました。ところが、赤道付近を吹く偏東風が南北に波打ち始め、熱帯低気圧が発生しています。 この熱帯低気圧は、今日3日午後3時、カロリン諸島近海を北西へ進んでいます。今後も、北西へ進み、台風になる見込みです。このパターンで発生する台風は、発生時小さく発達しにくく、西へ進む傾向があります。とはいうものの、今後の動向に注意が必要です。 なお、偏東風が波を打っているため、今回発生している熱帯低気圧の東に、今後、反時計回りの風の流れができることも考えられます。新たな台風のたまご、熱帯低気圧が発生することがあるかもしれません。雲の様子をみると、既にまとまった雲がみられます。 11月の台風の発生は、平年値は2.2個で、決して珍しいことではありません。
日本気象協会 本社 白石 圭子