快挙!2度目のMVP “MLB公認”大谷モデルの「二刀流ペン」販売へ 作ったのは社員10人ほどの小さな町工場 金属加工技術生かし完成「できる限りの技術詰め込み、良い仕上がりに」
大谷翔平選手はメジャーリーグで2度目のMVPに選ばれました。快挙を記念して長野県諏訪市の企業が大谷選手モデルの高級ボールペンを作り、販売を始めました。
メジャーリーガーの大谷翔平選手。日本時間の11月17日、2年ぶり2度目のアメリカンリーグMVPに選ばれました。複数回の受賞は日本人では初です。
大谷選手の快挙を喜ぶ企業が諏訪市にあります。 高級自動車の内装や医療機器のパーツなどを手がける丸安精機製作所です。 社員10人ほどの小さな会社が手掛けたのがー。
ゴールドに輝くボールペン。 キャップには大谷翔平選手のサインも。 MVP受賞を記念したプレミアムボールペン「Two Way Star」です。
MVP記念タイプのほか、シルバーに赤いラインが入ったホームラン王記念タイプもあり、どちらも「MLB公認」です。
丸安精機製作所・長峰偉紘専務: 「これだけのスター選手のペンを製造するということで、非常にプレッシャーではあったんですけど」 商品は、丸安精機製作所の技術力の高さに注目した埼玉県の玩具メーカーから依頼され製造しました。 「ボールペン」ではありますが、中の軸の部分を入れ替えると「シャープペンシル」にもー。 大谷選手と同じ「二刀流」です。
金属加工の技術も生かしています。ボールペン本体に刻まれた細かい凹凸のデザイン。 金属に細かい切り込みを入れる「ローレット加工」と呼ばれる技術を駆使しています。 強度を高めるため、キャップはねじ込み式にしてありますが、ローレット加工により、らせん状の「ねじ山」が目立たず、ねじもずれにくくなっているということです。 丸安精機製作所・長峰偉紘専務: 「見た目としては、ねじが見えないような状態なんですが、これもクルクルとついていく。(引っ張っても取れない?)とれないですね」
ものづくりの技術が詰まったプレミアムなボールペンは、どちらのタイプも1700本限定。 11月17日からMLBの公式オンラインショップなどで予約を受けつけています。 丸安精機製作所・長峰偉紘専務: 「自分たちのできる限りの技術を詰め込んで、良い仕上がりになったと感じていますので、ぜひ手に取っていただきたいなと思います」