山本由伸 PHOTO:Getty Images

＜2024年4月6日（土）（日本時間7日）MLB シカゴ・カブス 対 ロサンゼルス・ドジャース ＠リグリー・フィールド＞ 【動画】大谷翔平は道具も異次元だった！元メジャーリーガーが驚愕スペックを熱弁 ドジャースとカブス、名門チーム同士の今季2戦目の対決はドジャースが終始優位に進めて4-1の快勝。山本由伸（25）が待望のメジャー初勝利をマークした。 とはいえ、この日の山本は波乱のスタートだった。1回裏は先頭打者のハップ（29）にいきなりセンターオーバーのツーベースヒットを許し、続く鈴木誠也（29）に四球を献上。 さらに3番のベリンジャー（28）にも内野安打を与え、無死満塁のピンチを背負うことに。1回5失点でKOされたソウルシリーズの悪夢が蘇るかと思われたが、ここから山本は奮起。 4番のモレル（24）を三球三振に仕留めると、5番のスワンソン（30）もカウント3-0から直球を主体にした投球で見逃し三振に。 6番のブッシュ（26）にも変化球をうまく使って見逃し三振を奪い、堂々たるピッチングで1回を終えた。 そして2回、山本は簡単に2アウトを奪ったまではよかったが、ゴームズ（36）にまたもセンターオーバーのツーベースヒットを打たれると、ハップに四球。 2死一、二塁のところで鈴木を迎え、サードゴロに仕留めたが…この打球をマンシー（33）がまさかのエラー。 またも2死満塁のピンチを背負った山本だが、続くベリンジャーから見逃し三振を奪い、またも無失点で切り抜けた。

大谷翔平 PHOTO:Getty Images

山本の好投に何とか応えたいドジャース打線は1回表にベッツ（31）四球、大谷翔平（29）ライト前ヒットで無死一、二塁というチャンスを作ったが無得点に終わるなど、4回までにランナーを3度二塁まで送ったもののカブス先発のウィックス（24）を捕まえられず、無得点に終わっていた。 試合が動いたのが5回表。ドジャースはバーンズ（34）のレフト前ヒット、大谷のレフト前ヒット、さらにT.ヘルナンデス（31）の四球で2死満塁のチャンスを作り、マンシーを打席に迎えたところでカブスの2番手投手、クアス（29）がワイルドピッチ。 この間にバーンズが生還し、ドジャースは思わぬ形で1点を先制。この直後、マンシーはライト前へ2点タイムリーヒットを放ち、この回だけでドジャースは3点を奪った。 3点のリードをもらって迎えた5回裏。山本はハップをレフトライナーに打ち取ると、鈴木を空振り三振に。 日本時代に4打数3三振を記録していた通りの相性の良さを見せて、3番のベリンジャーもレフトフライに打ち取った。 結局、山本は80球を投げて5回無失点、自己最多となる8奪三振という快投を見せて降板。初勝利の権利を得た。 その後、ドジャースは山本に初勝利をプレゼントするべく、6回にはブレイシア（36）、7回にはケリー（36）そして8回はハドソン（37）のベテラン投手陣がリリーフして無失点に抑えると、8回表にはロハス（35）のタイムリーでさらに1点を追加した。 最後はクローザーのフィリップス（29）がカブス打線から1点を奪われたが、後続を抑えてゲームセット。 山本は3登板目にして念願のメジャー初勝利を挙げた。