エンゼルス大谷翔平の6月二刀流デビュー計画?!
エンゼルスを選んだ理由について、「縁」を口にし、「感覚的」とも話したが、マイナーでの助走も含めて、具体的なイメージを描くことが出来たのではないか。 もちろん後半は、6人で先発を回しても、中5日で二刀流をしなければならないケースも出てくる。が、その場合はおそらく、指名打者での出場を1試合に限定する。エプラーGMは、「様々な想定をしている」とも語ったが、どんな状況でも臨機応変に対応できると考えているのだろう。 実のところ、そこもセールスポイントになったのではないか。 「我々のプランを押し付けるつもりはない。大谷本人、トレーナーと話し合いながら、もっと詰めていきたい」 エプラーGMの考えは、具体的でありながら、かつ柔軟だ。 なお、エプラーGMが、初めて大谷をその目で見たのは、大谷が日本ハムでデビューした2013年だったという。ヤンキースのスカウティングディレクターの立場だったが、フィールドに降りて、存在をアピールすることはなかった。ただ、ずっと見守っていた。 そして彼は、2015年8月に「大谷は特別だ」と確信を持った。 「千葉ロッテの球場だ。あそこは記者席が、ネット裏の半地下にあるだろ?(現在は特別席となり観客席上部へ移動) そこでスピードガンとレポートカードを手に彼を見ている時、そう感じたんだ。その時、彼はこれから、(二刀流として)さらに伸びていくだろう。それに協力したいと思ったんだ」 最大の理解者ーー大谷は、そんなふうにも感じて、今回の決断をしたのかもしれない。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)